BOTANIKA TAISHI NOBUKUNI Linen_Mix Summer Wool Tailored Bold_Belt_Cut Slacks

SOLD OUT

ボタニカ　と銘打たれたこのレーベルは日本のデザイナー/テーラー、信國大志氏による過去のレーベル。

同氏に関する情報は、常に最新のインタビュー記事をご参照ください。


ここでは、2009年の春夏にリリースされたこのパンツについてのみ書こうと思います。



ウール50/リネン50で織られた、冷涼でコシのあるファブリック。

ビシリと効いたアイロンクリースの映える生地。

リネンの影響か、形状記憶力に優れているなという所感。
形の出方のなんと綺麗なことか。

ただ天然素材なので完全永久ではありません。
長くご愛用いただくと薄れてきますので、都度アイロン掛けでカッコ良く仕上げてください。


裏地は膝丈までの半裏が前側にのみ付きます。

この裏地もキュプラ100ではなく、少しコットンが入っています。

完全ツルツルではなく、少し手触りにニュアンスを持たせた裏地ですね。


この辺りの生地選定も、当時のデザイナーのディレクションのもと繊細に管理されているように思います。



シルエットは、ヒップから腿に掛けて早めのテーパード。
そして膝上から裾までストンと落としたストレート。

バギーシルエットと呼ぶと大袈裟ですが、現代的なスマートネスと紳士服らしい貫禄が綺麗に折衷されたバランス感。


太巾のウエストベルトにボタンが１つ。

ここが竜の目。
このパンツのイメージを決定付けるディテールではないでしょうか。
前述の折衷要素の“貫禄”の方をガッチリ補強する一手。


バックウエストのノッチや後ろ上がりのウエストラインを見ても、モードだけで無くテーラードウェア、その他広い視野のもと作られたビジョンを感じます。


色味はダークネイビー。
おとなしい色ですが、おとなしいだけの服にはなりません。

紳士のためのサマートラウザーズ。


Hand-Made in JAPAN
サイズ表記 MEDIUM

ウエスト:82
ワタリ:30
股上:26
股下:78.5
裾幅:19