HUGO BOSS Logo_Plates Design Solid Short Slacks

SOLD OUT

１枚目の写真。これだけで。

平置きされたフロント、これだけで見ると、
もしかして:グルカショーツ。

丁度グルカパンツのクロスオーバーベルトみたいな位置に、何やら細長いベルト状のパーツが配置されていますもの。

そりゃあそうも見えようというもの。
色味もね。そっち寄りですしね。


でもごめんなさいこのパンツにミリタリーのエッセンスは皆無。

強いて言えばオリーブカーキのこの色味くらいかな。


ヒューゴボスのレディース企画ですから、もうスッキリ綺麗に削ぎ落とされたソリッドミニマルです。

フロントはトップボタンも表出しない比翼仕立て。
バックフラップもポケットラインも全部直線。
キリリと端正に仕上がったショートスラックス。

フロントに小難しいクロスオーバーも発生しません。

じゃあ冒頭で触れた細いベルト状のパーツは何なのよって話なんですが、これ完全装飾のメタルロゴプレートです。

ビッケンバーグとクリスヴァンアッシュを足して2で割ったような空気感。



タイプライターみたいにキンキンに打ち込まれたハイカウントファブリックはコットンとポリエステルのミックス。

また、あくまでスラックスなので股ぐり部分も大きく開脚出来ないフォーマルな型紙。
平置きでもこのようにストンと下に落ちるんですが、これは生地感ではなく根本的な型紙、カッティングの部分でのディレクションという訳ですね。


そして最もこのディレクションの中で大きなデザインポイント、それは

[徹底的にエッジステッチを排した縫製仕様選択]。

ここです。

ウエストベルトにも、ポケット端にも、ベルトループにさえ、縫い代を叩く補強ステッチが入っていないんです。


極め付けはベルトループの下端、点状の星留ステッチだけ入ってる。
この周り諄い仕様のなんと小粋でエレガントなことか。
とことん瀟洒でミニマル。



この服を単に「ショーツ」と呼ばず
「ショートスラックス」と呼ぶのはこの辺りが理由です。


暑い夏もファッションの幅を広げてくれる、
凛としたクールネス。


Made in Slovenia
サイズ表記38

ウエスト:70
ワタリ:29
股上:21
股下:33
裾幅:23