UACT Destroy Edge Design Graphic Tee

U ACT。

UKが産んだ伝説のクリエイティブチームTOMATOの創設メンバーの一人、SIMON TAYLER氏が丸城 武 氏とロンドンでスタートさせたファッションレーベル。

95年にスタートした時はUrban Reaction。
96年にUrban Actionに改名。
02年にUACTに名称短縮。
それに伴い指揮は丸城氏に。

このカットソーも丁度それくらいの個体。
(肌感ですが00's半ばを過ぎるとタグがもっと小綺麗になってきちゃう。)


線描の密度グラデーションとレイヤリングが生む色彩の相乗とその深み。

何かしらの発色システムそのものを引用してるのか、詳細不明ですが
「なんとなく綺麗だから」なんて内容じゃないのでしょうね。

で、こうしたお得意のキレキレグラフィックは勿論なんですが、このカットソー実にデストロイ。

間違えた、実に面白い。

ネックリブ
袖口
裾

これら服のエッジになる部分全てにトリミングを2枚レイヤード。

(本来リブニットとかが使われるケースが多いですが、この個体では共布が使われていますね。
(ここは別に論点じゃない))


ボロい服と触れ合う機会のある方には伝わるんですが、

古いヴィンテージスウェットとかって
エッジのリブの端が擦り切れて、作りとしては一枚を折り返してるのに、見た目では二枚に見える……みたいなダメージの入り方があるんです。

それを想起させる、というか十中八九それを引用しているであろうディテールデザイン。

サイズはゆるめ。
このテイストならスリムフィットもアリかなとは思いますが、これもこれでルーズなデカダンスの中にインテリジェンスが隠れててクールなバランス。

Made in U.K.
サイズ表記40

肩幅:48
身幅:54
着丈:67
袖丈:19.5