c1990's NAT NAST Slik×Cotton Soft_Gabardine Wide Blouson

SOLD OUT

極端に広い身幅で組まれた
シルクコットンのソフトギャバジンJKT。


1940年代に創業したとされるアメリカのカジュアルウェアメーカー、NAT NASTより。



その時代のボーリングシャツって聞くと
やっぱりそのカテゴリでは黄金期ですから

鄙びたプルプルのレーヨンと重厚なチェーン刺繍、
ってな具合に、
服好きをパブロフの犬にするキラーコードな訳です。





この個体はもう中国製造になっていますが、その時代からそうした縫いにくい柔柔系の布帛を扱っていたメーカーということで、今回みたいなソフトギャバジンも堪らなく上手い。




落ち感までもを計算したワイドボディ、
そうしたルーズフィットを“だらしない”で終わらせない端正な縫製と縫製仕様。

襟やポケット玉縁パーツの星留め風ステッチなど、こうしたカジュアルジャケットには中々見られない特筆点です。




色も良い。

枯れ草と泥炭。
何処にでもある田舎っぽいバイカラー。
言い換えてみれば 誰にでも馴染み深いプリミティブなアースカラー。

使い易さは言わずもがな、
問題はその奥。


この手のカジュアルジャケットに不相応な程に丁寧に、テーラードジャケット然とした作り込みの裏面インテリア。


身頃裏地と袖裏地の切り替え、
両胸に配された裏面ポケット、
そしてAH鎌底、脇下部分の表地切り替え。



素晴らしいですね。
いやはや　凝り過ぎではないですか。

テーラードジャケットかよ……



なんて言ってたら
タグ見て納得。

“Tailored in” CHINA

サイズ表記L

肩幅:60
身幅:70
着丈:63
袖丈:64

全体的にちらほらとフェード感あり