2004A/W CHLOÉ by P.PHILO Military Collaged Design Loose Cargo PT

SOLD OUT

出会えた時は飛び上がりました。


まさかのCHLOÉで

フィービーデザインで

この形。




タグ無くっても良いや
　ってくらいにカッコ良い雛型、


やり過ぎずにニッチな所をブッ刺してくるアレンジはまさかのフィービー･ファイロ。



ベースになるのは
1940年代　アメリカ軍の山岳部隊で使われていたパンツかな。
(T氏 御助言ありがとう………!!)


たっぷりとした腰回りから
ギュインと効かせたハードテーパー。

古いハムネットみたい。
滅茶苦茶良いシルエット。
もうどう履いたってカッコ良いじゃん。



そこから更にデザイナーの仕事、
ディテールの取捨選択とイメージのコラージュです。


サイドポケットは元ネタよりも更に拡張。


股下シームにパッチレイヤード。
ルーズフィットならではの擦れへの対処か。


ベルトループはボタン開閉システム。
イギリス軍かベルギー軍からの引用。

後ろ上がりのウエストライン、多重ステッチステッチで大袈裟に補強されたウエストベルト。


裾にスリットの入るサイドシームは
カーゴポケットを過ぎてから後ろ向きにオフセットカーブ。

元ネタで真横に位置していたスリットを
ほんの少し、後ろ身に食い込むように改変。
着用時のアウトラインはこっちの方が滑らかになりますね。



そしてタフなコットンドリルのフルブラック。
ドンズバのチョイス。流石です。
アタリのまぁ映えること。



クロエには珍しい、
メンズでも余裕で着れるサイジングです。


でも

でも……これは売り手のしょうもないエゴですが、レディースがダボっと着てこそ輝くモデルかな、とも思ってはいます。



ルーズフィットの美学。

その美学に基づいた
膨大なソースの大海からのサンプリング。
ビジネス的に大量展開されてる似非古着じゃ敵わない圧倒的な確度。

セリーヌ時代のクリエイションに通ずる滑走路的エッセンスが垣間見える作品です。


好事家諸兄に見つかる前に是非。


Made in Bulgaria
サイズ表記38

ウエスト:80
ワタリ:32
股上:30
股下:73
裾幅:18