c80's ITALY VINTAGE (RODRIGO) Hard_Worn Pale_Blue Cotton Gabardine Work JKT

今秋 品数多めにご紹介出来そうな

プレインターネット時代の
イタリアンカジュアル。



80年代にヨーロッパを覆ったアメリカの風は、カジュアルシーンに並外れた影響を及ぼし、一世を風靡したような……。


ランウェイではFerreやVersace、Armaniらがクリエイションを爆発させていた時代、リアルなストリートシーンで流通していた同国のカジュアルレーベル。


そのひとつ。



・この書き出しも飽きたけど、それでも、こう書く服には共通コードがある事を示すために続けます。



RODRIGO / ロドリゴ

より。


ワークウェアをデザインソースにした
ワークウェア風 カジュアルジャケット。

色味も工場っぽいですね……。

用途性そのまんま使ってる感じのコットンギャバジンも綺麗にマッチしてます。



着丈に対してかなり幅広に取られた身幅。
アームホールもだぶだぶで、中に自由にレイヤード出来そうです。

余ったゆとりのドレープ、
その美しさも言わずもがな。

このレンジ
-所謂80's ITALY c1990's CASUAL-に求めるボディバランスとして完璧なところ。



やっぱライトギャバはこういう服に合う……。



着た時の丸っこいリラックスシルエットに
待ってましたと言わんばかりの、角を落とした丸っこい襟型。

ここのマッチングも最高です。



肩先にショルダーヨークが飛び出しちゃう設計もユニークで面白い。




フロントは重心低めのポケット配置。
二階建ての腰ポケットと、左胸のririジップポケットで、計５袋。


と、見せかけて
胸のジップポケットの袋布スペースを転用して内側に合理的な胸ポケットが作られてるのも見逃せない。

賢い設計、大好きです。
裏地で隠れない時にこそ、こうしたセンスは表出してきますよね。



全ての構成要素が綺麗に噛み合った
「良いブルゾン」。

既に程よくやつれてます。
“カジュアルで済む日”の 頑張らないアウター枠。



Made in ITALY
riri_Zips

サイズ表記50

肩幅:54
身幅:60
着丈:65
袖丈:59

全体的に色褪せや経年感、アタリが散見されます。

襟裏の襟折れ線なんて何故か擦り切れてます。

加えて片方の袖口に煙草であろう火の粉穴あり。