ARMANI COLLEZIONI Faded Black Dry Cotton Wide Silhouette Slacks

SOLD OUT

“カシっとした”


って表現、伝わりますかね……。



渇いたコットンマテリアル……
とりわけ今回みたいなポプリンの質感と情感とを伝えたい時の(やや)個人的な オノマトペなんですが。



例えば
2000年前後のモードブランド
RafやLang 、PradaやD&G、Jil Sanderなんかであるような、すぐ色褪せるコットンシャツ。


染色堅牢度の著しく低いアイツらが醸す退廃。


そこに
モードウェアとして輝く一瞬のオンタイムと
その一瞬より遥かに長い“余生”を慮ってしまうのです。
(僕だけじゃないでしょう。)





そしてこのパンツもそう。


列挙したようなムーブメントのアウトロくらいかな。
大体2000's後半くらいに“ハイファッションとして”作られた個体。


こうした“草臥れた質感”を
劣化とみるか
深化とみるか

もっと言うなら
モードウェアにおける一瞬のオンタイムを過ぎた後のこうした状態を

“余生”とみるかどうか。



“ジーンズ以外のアイテム”
へのナチュラルダメージや
こうしたフェード感、Worn_Out感、

そうしたエッセンスを新鮮に感じる波があるじゃないですか。


その波に乗りつつ
カジュアルになり過ぎないラインのパンツ。








ふわふわしてた部分、言語化するとこんな感じか。
前置き長くなりましたね。
パパッと具体的なテキストセクション行きます。

着古されたちょい昔のアルマーニです。

ヒップボタンが１つ取れちゃってます。
大きなダメージは無いんですが、全体的にバランス良くくたびれてます。

程良く軽やかなコットンポプリン仕立て。
フェードが映える生地です。

シルエットはワイドテーパー。
80'sのダイナミズムを削ぎ落とした、ソリッドな雰囲気の２タック。
これちょっと新鮮。


スタイリングの話はもうしなくても大丈夫というか、最早蛇足になりそう。


前述したイメージのままに
モードとしてのスローカジュアルで是非。


Made in Portugal
サイズ表記50

ウエスト:82
ワタリ:37
股上:30
股下:77
裾幅:20