2005's NIKE Asymmetry York Design Classic Sport Blouson

SOLD OUT

2000年に入り、例のデザイナーのディレクションによって一気にアナトミカルアクティブの地平を切り拓いたNIKE。



完全にトップを独走していたように思います。



Technological×Technical

2つのTechを非常に高い水準で融合させていたそのクリエイションは、真面目なだけじゃない。



こうした茶目っ気だって兼ね備えてるんだから恐ろしい。



さあ
至ってクラシック。

オーセンティックなビジュアルの
スイングトップ･ブルゾンですね。

おじさんが着てそうなやつ。



まあまあ、これもスポーツウェアか……。

なんて見進めていくと、どうしたって見過ごせないミニマルアヴァンギャルドを発見。




背面のアンブレラヨーク、
なんとアシンメトリーカッティングです。


凄い。
NIKEがそれやるんだ。



そしてフロントにも、そういやスイングトップには普通存在しないガンフラップが増設されてます。

こんなショートブルゾンなのに局地的にトレンチコートみたいなツラ構えに。

これも背面のアシンメトリーと韻を踏むディテールチョイスですね、クリティカルで最高です。



さあ襟裏にはチンストラップまで隠れてました。
良いですね。
襟立てて着てもカッコ良い………。


……おや




襟裏にはウールのハウンドトゥース！

気が利いてる！


クラシックな雛型を選んだ手前、こうした細かい所も妥協無くテイスト寄せてきてます。
素晴らしい。



裏地も全部このハウンドトゥース仕立てです。


そして1番ミニマルで
1番面白い所。


それは内ポケット上の白い筆記体タグ。


元ネタとなるブルゾンだったら

「Made in England」
とか
「Made in Italy」
みたいなことが書かれてるタグですよね。



ここに書かれてるのが




【Swoosh By Nike】





デザイナー
「ここまで細かくパロディ決め込みたいなあ……、でもイタリア製でもないし、テーラーメイドでもないし、かと言って嘘は書けんしなあ………



せや！」


Made in CHINA
サイズ表記M

身幅:52
着丈:62
裄丈:85

レザーのジップトップは後付けパーツです。