洋服解読所

















c1980's ITALY VINTAGE Pale_Tone_Switch Ex_Wide_Body SW
¥17,000 税込
SOLD OUT
インターネットが無い時代のイタリア古着。
流行が“流行”として目に見えて機能していた時代、ヨーロッパに押し寄せたアメリカの風は、文字通り一世を風靡していたそうな……。
今だと無限の選択肢の中からみんな好きな物を組み合わせて楽しめますけれど、この時代はそうはいかない。
皆が皆……とまでは行かずとも、メインストリームを追う人の割合は、今とは全く違ったでしょう。
そうして繁栄したカジュアルウェアの樹形図、モード史に残らない、その末端のひとつ。
この服、どれがブランド名なのかイマイチ分かんないんですけれど
バックネックタグにある
【SCHEVENINGEN】が名前でいいのかな。
オランダのリゾートベイエリア
“ スヘフェニンゲン”です。
日本ではニヤニヤを込めて“スケベニンゲン”なんて呼ばれもしますが。
さて
これまた陽〜気なスウェットが入荷します。
どんな人が着ていたんでしょう、
やっぱり明るい人だったんでしょうか。
よく冗談を言う人だったんでしょうか。
笑顔を絶やさないような人だったんでしょうか。
【色】ってのは簡単にイメージを作ってしまいます。
前述したような夢想をしたのも僕だけではないでしょう。
そのイメージに賛同した人は真っ直ぐな目でこれをご着用いただければ良いですし、
眩しさに目を細めちゃうタイプの人がソワソワしながらご着用されるのも、それはそれでとっても温かいと思います。
ボディは 殆ど白と呼べるくらいに明るいクラウドグレーとベビーピンクのツートン。
そこに
草臥れた発泡プリントで
STANFORD BRIDGE
と。
スタンフォードブリッジ。
ロンドンのスタジアムです。
と言うかチェルシーのホームです。
え?これフットボールスウェットなの?
いやいや、でもフロントにプリントされてる男性たちはゴルフしてるし……。
さあどうした事でしょう。
オランダなのかイギリスなのかイタリアなのか
そしてフットボールなのかゴルフなのか
ルーツも軸もブレブレの
超テキトーなデザイン。
こういう“テキトーさ”があったか〜……という気持ちです。
アンフィットとか
ルーツとの不合理とか
だらしない着こなしとか
テキトーさ の演出って色々ありますし、それはお洒落をする上で必要不可欠なエッセンスだと思いますけれど、このアイデアは無かったな。
という訳で
こんなの どうでしょう。
メリハリの付け方を心得ていらっしゃる
“いい年した大人”へ。
今秋はこうした丁寧な“イメージウェア”の類が少し集まったので、色々ご紹介していけそうです。
Made in ITALY
サイズ表記M
肩幅:65
身幅:56
着丈:65
袖丈:50
裄丈:83
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¥17,000 税込
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