洋服解読所















c1980's CHEVIGNON (FR) Roasted Pink Leather Tracker JKT
¥28,500 税込
残り1点
「ヨーロッパに吹いたアメリカの風」
それはイタリアだけでなく
勿論フランスにも吹き荒びました。
1950年代のアメリカンカジュアルの黄金期を手本取ったフランスのカジュアルレーベル、
【CHEVIGNON】
“創設は1979年です。”
これがどういうことかっていうと
若かりし頃にアメリカを夢見た
創設者 Guy Azoulay の夢の顕現がこのレーベルということです。
これはことこのレーベルに限ってみられる現象ではなく、数多あるファッションレーベルの多くと共通するコンテクストです。
ユース時代に見た夢を形にする行程としての、そして同時にそこから先の未来を紡ぐ希望としてのファッションデザイン。
架空のフランス人パイロット
【Charles Chevignon】を題材に、古き良きアメリカンオーセンティックをブラッシュアップしたカジュアルウェア。
それが、
イマイチ不明瞭だったこのレーベルの基本的な骨組みです。
さあ、
弊店でも一度ご紹介したことがありますね。
それも、コイツみたいなスペシャルピースでした。
80年代、本国フランス製造のオリジナル個体。
奇跡的にまた入りました。
その西洋的な色彩感覚のもと構築されたハートウォーミングエッセンス。
トラッカージャケット……所謂Gジャンを土台に、まるっとレアルレザーで作り替えたパワーピース。
前回のはアネモネみたいな可憐なピンク(レザーなのに!)、今回のはそれを焦がしたようなローストピンク。
こっちの方が多少使い易かったりするかな……?
レザーなのにこの色彩感覚、
そして何よりその色彩感覚をレザーで実現するアトリエパワー。
二度見不可避のスペシャル。
フロントのVラインもバックサイドのアジャストタブも、全体的なパーツ構成もしっかりサンプリングソースを踏襲した、必要以上にオーセンティックな骨組み。
違うのは見返しの形と裏面仕様。
王道デニムジャケットの殆どが見返しを前立てと同幅で完結させるんですが、このジャケットでは肩線までカーブさせて延長。
これは裏面の仕様選定ありきのカットラインチョイスなんですが、その裏面仕様というのが……
半裏&革端断ち切りの超ラフな仕様。
革の裏面のスエードが露わになった、この素材でしか成し得ない仕様選定。
レザーってのは切りっぱなしで放置出来る数少ない素材な訳ですが、その特性に存分に甘えた仕様ですね。
この国ならではのチープ・シックの精神が組み込まれているのかな。
確かに必要以上に手数を重ねないこのムード、妙な余裕を感じます。
(ちなみに袖裏はキチンと裏地あります)
さて現代Gジャンよりも遥かにゆとりのある、レイヤブルなボックスボディ。
是非ごちゃっと重ねてみてください。
Made in FRANCE
サイズ表記M
肩幅:52
身幅:56
着丈:57
袖丈:56
経年鑑みればまずまず良好なコンディションです。
肩部分のレザーに若干の伸びがあります。
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