ANDREW MACKENZIE Inside_Curved Cutting 5P Wool PT

SOLD OUT

弊店でも以前一度だけご縁のあったレーベルです。

Andrew Mackenzie

より、レーベルのアイコンでもある
内巻きバナナカーブ･パンツ。


前回は装飾的なレザーパッチがウエスト周りを埋め尽くすカーゴパンツでした。


そして今回は一転。
アイコニックなカッティング以外は極めてシックに纏まった、ミニマルなブラックウール仕立て。


ただ、そんな中にも光る物がある。

リベットです。
(物理的に光ってんのかい)


このリベットが星座の如く指し示すのは、ユニークでありながらも確かに合理的なリベッティングと、レッグラインと同じく大胆に湾曲したヒップポケットのアウトライン。


先ずリベッティングから。

フライフロントの下端にリベット打たれてますね。

ここ、前開きパンツにおいてとても重要な位置です。
裂けたら一巻の終わりなのに、
テンションは掛かりやすい。
特に急いで脱ぐ時とか。

一般的ではないものの、まあまあ凝ってるレーベルはここに増設する事がままありますね。



さて面白いのはヒップヨーク。

左右のヨークと、左右のレッグボディ、
合計4枚が重なるポイントがありますよね。

そこに打つのかと思いきや……

ちょっと上にオフセット。
ヨークのセンターシーム上にリベット。

流石にこの厚みはリベットじゃ無理ということなんでしょうか？

それでも無いよりあった方が嬉しいですね。

まして使われているのはウールシャモア。
割と厚手に分類される生地ではあるものの、やさしい表面テクスチャ故に、あまり密には詰まってません。

この生地だから、オーソドックスなデニムに比べて多くリベットが打たれているのかな。



さあ、ブラックinブラックで見えづらいですが、ポケットの形もかなり歪。

ここだけダリがパターン引いたのか……というのは流石に過言か。

それでも、外側だけが異様に拡張されたペンタゴンポケットが、これまた異様なほどヒップ外側に配置されてます。




ウールのブラックパンツ。

軒並み単調になりがちな中、求められてる役割からはみ出ないくらいの小さなアヴァンギャルドで楽しませてくれる仕上がり。

メンズサイズです。

Made in ITALY (GILD)
サイズ表記48

ウエスト:84
ワタリ:33
股上:28
股下:75
裾幅:21