80's BALL by M&FG Black Nylon Short Length Bomber JKT

SOLD OUT

【ヨーロッパに吹いたアメリカの風】


それを巧みに躱して飄々と未踏を駆けるスノビズムはフランスから発生しました。


別にここで初めて出るような珍しい名前ではありません、殆どの方がご存知です。


“Marithe Francois Girbaud”
(以下M&FG)


このレーベルのクリエイションにおける特筆すべきユニークポイントである「オリジナルカッティング」を突き詰めるジルボー。
総合的なイメージディレクションや外交を請け負うブレインポジションのマリテ。

皆様お好きですよね。

さあ、ここにもう一人、要人の名前を足します。

“Aldo Ciavatta”

アルド・チアヴァッタ。
こっちの文脈はこのイタリア人無しに語れない


……こともない。
まぁ早い話、M&FGを世に知らしめた敏腕ディストリビューター。

カジュアルレンジのファッションなのに、
デザイナーが洋服をデザインする前段階に「生地開発」のプロセスを差し込むというハイメゾンみたいなデザインフローを持ち込んだ人物です。


また、古いジルボーとかハムネットをお持ちの方は内タグにある「CFM」の文字をご覧になったことがあるでしょう。

そのCFM社のボスです。


そして
この気鋭のビジネスマンが敷いたレールが


この【BALL】というレーベル。




こちらはアメリカンカジュアルにおける永遠のクラシック、MA-1のブラックモデル。

元ネタ通りに、いや、更に過激なワイド&ショートに組まれたボディ設計。

かなりのオーバーサイズです。



先ず否応無く目につくのは背面のサークルデザインと、その中心のジャンプボタン。

サークル状ラバーパッチにはアーチ状のテキスト刻印が。

【BALL Black Streak Reflector Denim】

何のこっちゃ分かりませんが、付属パーツがあったんでしょうかね。

しかもそれ、光る素材だったのかもしれませんよね。
リフレクター とあるから。


しかしですよ。

ボンバージャケットの背中に
ボタン１つで何をくっ付けると言うんでしょう？

手掛かりの無い夢想は終わるところを知りません。
結構調べもしましたが手掛かりゼロです。

何せこの時代のBALL周りなんて全言語含めて探しても中々出会えない……。


こんな不可解込みで面白がってもらえると幸いです。


そしてもうひとつ、
個人的に不気味なのが背面のヨーク切り替え。
アームホール下から横一閃。


コレ何ですかね………。


ジルボーのカッティングですから、何か気の利いた操作が隠されているような気がしてなりません。

基本、全てのデザインには理由がありますからね。

でも、今のところ分かりません。
一癖と呼ぶにはあまりにも小さなディテール。
何かあったらいいな、と思ってます。


ちなみにこちら同型のウールVer.も同時にリリース予定です。


この時代のクリエイター達の若かりし日に強く強く光を放ったフライトジャケット。


単品で見るよりある程度何かと組んでみた時にこそ良さがジワジワ染み込んでくる服ですかね。



LAMPO_Zip
Made in ITALY (CFM)
サイズ表記M

肩幅:56
身幅:67
着丈:60
袖丈:65

ジップ周りをはじめ、所々に
ダメージ/ダメージリペアあり。
ツルっとした見た目ですが結構ボロいです。