洋服解読所




















c80's LONDON FOG Cargo Pockets Design Cerulean_Blue Yatching JKT
¥13,000 税込
SOLD OUT
今回イタリアンカジュアルを集めるにあたって
避けて通れないキーアイテムが
「ヨッティングジャケット」。
80's当時のイタリアにおける“Hype”、その最たる物の一角です。
(あとはモンクレールのダウンとか)
英国ヘンリーロイドによるOLMES CARRETTIのデザイナー起用や、ハイクオリティなヨッティングジャケットを作るタイニーレーベルの群雄割拠。
セレブリティのアスレジャーを映す、
ステータスとして存在したアウター。
さあそんな収集の中に紛れ込んだノイズ。
スリランカ製のロンドンフォグ。
程よく使い込まれたちょうど良いコンディション。
しかも多分レディース規格。
これまた珍しい。
ロンドンとか銘打ってるくせにアメリカのブランドなんですが、セーリングカルチャーの勃興は別にヨーロッパだけのものじゃない。
アメリカでもこういうのが普通にあります。
大きめに設計された風防前立てが特徴的ですね。
そしてそれを引っ掛ける第一ボタンは大振りなメタルホック。
洋上でのアクセシビリティを重視した掴みやすいディテールはセーリングウェアならでは。
変則的なポケット構成、背面にも大きめのポケット。
そして、問題となるディテール。
“長過ぎるドローコード”。
これですよ。
これ怪しいですよね。
先端にはバレットシンカーみたいな金属パーツが付いてます。
風と取っ組み合う船上でこれ、普通に危ないと思うんですよね。
ここの不合理ポイントで、セーリングウェアを手本取った街着じゃないかと踏んでます。
実際弊店でこの類のアウターをお求めの方のご使用用途は殆ど街着でしょうから、さして影響は無いのですが……。
さて、右前で袖丈も結構短め。
セーリング系ってメンズウェアばかりが幅を利かせるカテゴリでもありますから、これくらいのサイズバランスの個体は中々貴重です。
身頃のゆったり感は削ぎ落とさず、レングスでスッキリ洗練させたデザイン。
これはこれで非常に有用です。
爽やかなカラーリングに加えて、「着こなしやすさ」という点で大きなアドバンテージを感じます。
是非荷物の多い方に。
Made in Sri Lanka
サイズ表記S
肩幅:55
身幅:63
着丈:71
袖丈:51
裄丈:79
裾紐には珍しい形のコードアジャスターがつかわれているのですが、片方欠損しています。
また、残存した片方も恐らく完全な状態ではないように思います。
歯車を押し込む形式なんですが、この歯車を固定する何かしらのパーツが確か存在したような……。
何せ前例が少ないパーツなので記憶が曖昧です、すみません。
通常使用には大きなデメリットはありません。
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¥13,000 税込
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