A.A.R. Asymmetry Secret Pockets System Design Urban JKT

SOLD OUT

私個人がひっそり注目している


ムーブメントと呼ぶにはあまりにニッチな


しかしその時代の
特定の潮流を観測するに十二分な


“メジャーアパレル”による“アザーレンジ”。




それが

D'URBAN / ダーバン

かつての日本における
紳士スーツアパレルの超大手。

安価なスーツチェーンの台頭によりその勢力を落としつつありまして、世代で言うと現代の20代くらいから一気に認知度が落ちます。



知らない人がいるのか？
くらいにこの国を席巻していたこのアパレルメーカーの作風は兎に角コンサバティブ。
絵に描いたような保守派。

そしてそんな中でも
INTERMEZZOやixizなんかのカジュアルラインも展開していたんです。

これらは土台に丁寧で堅牢な縫製インフラがあるので、遊びの効いた個体はビジュアルパワーとプロダクトクオリティが両立されていて素敵ですよ。


さあ、そんな中
突然変異的に生まれた

“カジュアルレンジの末端”。


弊店でも重視している
XX OUTFITTERS なんてラインが存在しますが、今回のポップアップではその末端レンジを幾つかご紹介。


先ずはこちら。
ヨウジヤマモト社とのコラボレーションライン


【A.A.R.】　/ アール


ダーバン期と
その後のレナウン期が存在してて

ダーバン期は面白い物が稀に出てきます。

基本はオフィスカジュアルをベースに
ちょっとターゲットを若くしたソフトスーツとか、ちょっとヨウジヤマモトっぽい箱型のスーツとかが関の山なんですが



僅かに存在するんです。

Y2Kのメカニカルムーブメントの煽りを
思いっっ切り受けた個体が。



当時流行したマルチポケットをボディ内含したシステマチックな構造構成。

それをアシンメトリーで
左身頃だけに搭載したデザイン。

完全に右利きの人間のための服ですね。



しかしそのインテリアは本当にバッグ宛ら。

バッグを持たない、身軽な都市生活者をイメージした近未来ストリートカジュアル。




さあ

これを
ダーバンがやるってのが意義深い。


スーツにショルダーバッグやリュックサックなんて持てませんから、必然サラリーマンの手元にはハンドバッグやブリーフバッグ。

その不文律を誰よりも重視していたコンサバティブな大手アパレルが、デザイナーズコラボとは言え真逆のベクトルで作成した個体。

ボディはスーツの面影も無い、
軽快なコットンジャージー仕立て。


「当時の近未来エッセンスがどれだけ強力であったか」
を視認できる観測点的スペシャルピースとしてアーカイブ致します。


サイズ表記L

肩幅:46
身幅:51
着丈:64
袖丈:66