












OLD CHEVIGNON Space_Adventure Series Mouton_Hem Switch Flight_JKT
¥40,000 税込
SOLD OUT
「ヨーロッパに吹いたアメリカの風」
それはイタリアだけでなく
勿論フランスにも吹き荒びました。
1950年代のアメリカンカジュアルの黄金期を手本取ったフランスのカジュアルレーベル、
【CHEVIGNON】
創設は1979年です。
これがどういうことかっていうと
若かりし頃にアメリカを夢見た
創設者 Guy Azoulay の夢の顕現がこのレーベルということです。
これは、ことこのレーベルに限ってみられる現象ではなく、数多あるファッションレーベルの多くと共通するコンテクストです。
ユース時代に見た夢を形にする行程としての、そして同時にそこから先の未来を紡ぐ希望としてのファッションデザイン。
“架空のフランス人パイロット”
【Charles Chevignon】を題材に、古き良きアメリカンオーセンティックをブラッシュアップしたカジュアルウェア。
それが、
イマイチ不明瞭だったこのレーベルの基本的な骨組みです。
さあそんなシェビニオンは日本でのユーロカジュアルの流行にも含まれていたレーベル。
当時はBALLやCLOSEDともミックスしてコーディネートされていたそうな。
勿論今それを態々トレースする必要も無い訳ですが、この個体は80年代の流行の中でも少しポジションが違います。
世紀末にはヘルムートラングをはじめとした様々なフューチャリステックがシーンを席巻するのですが、その少し前。
フライトジャケットをメインアイテムに据えたシェビニオンだからこそ見据えていた近未来的なムードデザイン。
架空のパイロットを名に冠するこのレーベルによるY2Kへの布石としてこの上無い確度。
アイコンアイテムでもあるジャケットに
SFエッセンスを混ぜてブラッシュアップしたシリーズ。
かなり力を入れて展開されていたのでしょう、本国フランス製の物も、アジア製ライセンスも色々あります。
今回ご紹介するこの個体はフランス製のオリジナルですが、このシリーズに関してはどれもカッコ良いです。
元ネタとのコードを踏みつつもスリックなイメージのブラックナイロンで仕立てられた、異様なまでにワイド設計のボディ。
この服も、身巾が着丈を追い越している服です。
そしてシステマチックなシームテープのフレーミングも象徴的。
正に宇宙服みたいなディレクション。
フロントに散らばるタブ。
細かな機器類のコードを留める役割。
これは元ネタのフライトジャケットの段階から存在しますね。
さあ肩とポケット入口にはレザー。
そしてこのシリーズの定番ディテール、
【ムートンヘム】。
裾をぐるっと周回する異素材ヘムは大振りな貫通式スナップボタンで開閉。
そのディテール1つでそれと分かる、非常にアイコニックなデザインです。
そしてコクピット内での作業
いや、もしかしたら船内での作業を拡大想定した過剰なピボットスリーブ。
脇下にニット素材のガゼットパーツを嵌め込み、両腕の可動域を大きく拡張しています。
既に充分腕上がるくらいにカジュアルな袖だというのに。
さてどうでしょう。
ヘルムートラングのクリエイションに比べて随分遠回しというかソフトというか……。
実際は宇宙にはたどり着けなさそうな愛おしさがありませんか。
このシェビニオンも
「カジュアル」と「デザイナーズ」の交差点。
代えの効かない非常にニッチなレンジです。
SFもミリタリーも置き去りにして、天邪鬼な現代ミックスで楽しみたい。
ベーシックなフライトジャケットの次の一手、という枠かな。
Made in FRANCE
riri_Zip
サイズ表記XL
肩幅:60
身幅:77
着丈:60
袖丈:67
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¥40,000 税込
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