80-90's EURO VTG Design_Waist_Cutting Cotton_Gabardine Wide Slacks

昔のイタリアのマイナーレーベル。


スーパーエイト　というレーベルです。


コットンギャバジン仕立ての
ドカンと太いカジュアルスラックス。

裾直し前提で作られてて
まだ誰もレングスを決めてないので
裾はロックミシンで一周処理されてるだけ。

そんな訳で
レングスが長くなってますので、
縦横比的にワイドさが伝わりづらいですが
ワタリ巾で38あります。

それを支えるウエストは3タック。

ここのウエストカットが素晴らしい。
滅茶苦茶面白いことしてます。


タックが3本並んでる訳ですが
1番内側のタックの根本に悪戯心が。

ここの部分のタックを境界に、
なんと身頃とベルトパーツが繋がってる。

つまり
身頃とウエストベルトを隔てるシームは
ここで終了。

セパレートと見せかけて全部繋がってるという、通好みのパターンマジック。

80年代のハイファッションでたまに見られた
趣味の良いカッティング。


ビジュアルとしてはさり気無いんですが
技術としてはとってもハイクオリティ。


この3タックの放射状縦ラインと並ぶ位置に
両玉縁仕様のサイドポケットを独立させて配置してますね。

線のダイナミズムを感じる、
ハイファッション由来の意匠。


アイテムとしてはあくまでカジュアルピースなんですが、アイデアの出自は絢爛なハイファッションシーン。


「滅茶苦茶手の込んだディッキーズ」
みたいなポジションで、
ラフに履きこなしてください。


Made in ITALY
サイズ表記52

ウエスト:88
ワタリ:38
股上:34
股下:89
裾幅:21.5

(未裾上)