ELIA QUAGLIOLA Reversible Cutting Edge Leather JKT

SOLD OUT

ラグランともセットインとも違う
前後違いの面白いパターンワーク。


袖の付け方一つに捻りを加えるだけではなく

そこでの捻りが数珠繋ぎ式に全体に影響し、
ボディのパネル構成に至るまで全てのパーツが相関する独創的なカッティングが完成しています。




この洋服の素晴らしいポイントは


前述した「それ」を
［リバーシブルジャケット］で
成立させているところ。



リバーシブルってのは本当に難しいんです。
生地の表地と裏地、それぞれの役割を
いきなり両者に両方一気に課す訳ですからね。

裾端とか
前端とか
袖口とか
どうしてもボロが出る。



でもそこの問題点ごと解決するのが
この洋服の【デザイン】。




型紙そのものも良い意味で気持ち悪い組み方なんですが、

レザーという素材選定と
縫製仕様が素晴らしい。


レザーであれば
素材一枚で「表」と「裏」の両方に化けられる。

必然、この手のリバーシブル仕立てのレザージャケットってのはこういう感じでスムースレザーとスエードレザーの2面構成になります。

縫製が大変ですけどね。
(この前振りの効いた美しい袖なんて特に)




そんな中でこの洋服に
圧倒的な個性を纏わせているのが

難易度を踏み越えて縫い代のギリギリを丁寧に攻める精緻な縫製と
熱圧着のシームテーピングデザイン。



鍵は後者。



普通アウトドアジャケットに使われるようなシームテープデザイン。

それをレザーに。

勿論、相性バッチリって訳ではありません。
粘性の高いリキッドなテープを使っているものの、スエードってそういうの貼り付き難いですから、所々微妙に剥がれてきてます。


忘れちゃいけないのは
この服が「レザージャケット」である点。

水に濡れる予定も
風を通す予定も　無いんです。


ので、件の“シームテープ”って概念は
あくまで遊び心。

ユニークなカッティングの構造線を強調するためのガイドラインとでも呼びましょうか。

発想のクオリティ、凄まじいです。


コンディションとしては
退廃を辿ってることを否定出来ませんが
それすら魅力的な経年変化として楽しめるよう仕組まれたデザイン。

ベタ付きも無ければ、それが侵食して皮革を汚すこともありません。






エリア･クワッリオラ。

まあ聞き慣れない名前ですよね。
あんまり表に出てこない人です。

FENDIやMAX MARAなんかのハイエンドから
ELLESSEやS.TACCHINIといったカジュアルデザイナーズまで色々なレーベルで経験を積んだデザイナー。

弊店でも度々ご紹介する
HILTON-TIME/VESTIMENTA社の
コンサルタントなんてのもやってたみたい。


両面共にスペシャル。

アウターにもインナーにも使えるくらいの
レザージャケットとしては「ライト」に分類されるかな？くらいのボリューム感。

末長く付き合ってくれると思います。



Made in ITALY
riri_Zips
サイズ表記46

肩幅:-
身幅:64
着丈:72
裄丈:91