1988s ISSEY SPORT by TSUMORI CHISATO Ex_Soft Lamb Leather Reversible CO

SOLD OUT

1988年のI.S.より。

ツモリチサト氏独立前、
イッセイミヤケ社在籍時の作品。


当時ISSEY SPORTを任されていた同氏にしては比較的シックなデザイン。


真っ黒のラムレザーと

ほんのり青いダークアッシュネイビーの
ナイロンソフトシェルの

リバーシブル。




広い身幅、広いアームホール。
オーバーサイズから成る迫力のあるドレープ、
その美しさへの讃歌。

これらはイッセイ社のDNAみたいなものですね。


そしてその讃歌は
同時にテキスタイルへの礼賛でもあります。

ドレープが美しいということは
その生地が美しいということ。
そしてその生地が更に美しく輝くということ。


レザーが使われたこの服にテキスタイルって文言も若干違和感がありますが……。
まあいいや。


両面其々に、
服好き垂涎の魅力が詰まっていまして。




先ずはレザー面から。


なんと言っても［革質］です。

サブラインで使うには勿体無いのでは？
なんて、
野暮も極まり無い下衆の勘繰りが浮かぶほどの品質。

こんな代物を現代で用意しようと思うと……
いや、多分当時も目が飛び出るくらいにはコスト掛かっていたと思います。

テロテロでモチモチで、
丁寧に薄く漉かれてて、

ドレープで魅せるにあたって
この上無い最高のクオリティ。

何より「変なクセが付かない」。

これが「リバーシブルウェア」を作る上でどれほど大きなアドバンテージか。


あとは　真っ黒　ってところもポイントかな。




さあ、次はナイロン面。

こっちの良さは「色味」です。

正確には
「色味」と「生地感」の組み合わせ。



そう。
どうしようもない程【イッセイ】なんですよ。
パブロフの服なんです。

この生地
この色味
そしてこのボディバランス。

なんならポケットの仕様と角度も。

背中にロゴなんて無くってもイッセイミヤケと一発で分かるマスターコード。


そして襟だけは表裏どちらもレザー。

イッセイミヤケ特有のダークアッシュネイビーに、ピリッと引き締めるブラックレザーのコントラストが小気味良い。




この襟は立てても下ろしても
どちらでも綺麗なんですが、

ネックラインの“絶妙なゆるさ”が際立つのは
襟を立てた方かな。


なんてことないレギュラー古着でも
このバランスの立ち襟が出来るのであれば、
それだけでピックしてしまうような

それくらいに重要なディテールと
個人的には位置付けています。

それがこんなスペシャルに乗っかってるんだから流石ですよね。


大体何とでも合います。
ユニセックスで、自由にお楽しみください。


Made in JAPAN
サイズ表記9

肩幅:58
身幅:74
着丈:96
袖丈:59
裄丈:90

この寸法値なのに９号。
つまりレディースのM。

どれだけ強くオーバーサイズを意識していたかが分かると思います。


背中のロゴの下、ちょうどヒップの辺りに
少しスレあり。

その他傷汚れ無し。
レザー面は極美品。