洋服解読所

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c90's UMBERTO GINOCCHIETTI Double_Neck Design Fancy_Nep_Yarn Jumper

¥16,000 税込

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大昔、価値分からずに何となく持っていた事があります。

ウンベルト・ジノケッティのニット。

これは以前持っていたものより随分良いんじゃないかな。
思い出補正に勝てるだけのクオリティ。


かなり早い段階から
イタリアファッションの黄金期の土台を築いたレーベル。

60-70年代、沢山の縫製工場を設立し、
70年代前半の
G.Armaniとのコラボレーションを皮切りに、

Valentino
C.Dior
Y.S.Laurent
G.Laroche
Givenchy
T.Mugler
D.Karan
etc……

数多のハイブランドが生産を依頼。

後の煌びやかなモードシーンは
彼無くしては実現していなかったかもしれません。


この個体はライカ社が取り扱った
日本製ライセンス個体。

おおよそ80年代後半から90年代にかけての個体です。


IGの動画フィードにて拙いながらも紹介していますが、ライセンスだからって切るのが勿体無さ過ぎるほどのクオリティ。



温かな朱色の中、ランダムに散りばめられたカラフルなファンシーネップ。
可愛い。
そして編み地からぽやっと溢れてくる繊維がなんと黄色。
紡績段階から遊びを仕込んだ糸デザイン。


二重にレイヤードされたロールネックも面白い。
根本は太巾のリブ編みなんですが、途中から平編みにスイッチ。
これによって、生地端の自然なロールを誘発。

意図されたリラックステイスト。


さあボディはリブニットなんですが、
フロントネックには平編みでV字のスイッチ。
クラシックなスウェットシャツで見られるフロントガゼット、所謂「前V」のサンプリング。

それもかなり鋭角のV。
フェイクだからって随分攻めるなぁ。

そしてラグラン設計の袖はボディとは違うピッチの太巾リブニッティング。

大袈裟過ぎず、でも間延びさせず。

アクセントの強弱や位置バランスが完成されてる。



裾は絞り過ぎず自然に落として
エフォートレスなボックスボディを設計。



完璧。
こんなのみんな好きじゃん。


「万人受け」ってあんまり良い意味で使われない言葉ですが、このニットは良い意味で万人受けするでしょう。

最近ファッションを好きになった方を沼に引き摺り込むに充分なパワーを持ってるし、エキスパートの皆様もきっとご満足いただける水準。





このレーベル、昔はイタリアのマイナーレーベルかな、くらいに思ってたんですが全然違いました。

凄く良い服作るし、歴史的に見てもかなり大きな仕事してきてるし、
滅茶苦茶重要な名前。


Made in JAPAN
サイズ表記48

身幅:62
着丈:65
裄丈:88

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