洋服解読所








c80's SETBALL Oversized Pockets Design Loose_Body KN
¥16,000 税込
残り1点
ボディの半分以上を占めるパッチポケット。
スプラトゥーンなら多分勝ててる。
ニットのボディに対してポケットは布帛。
同色であれど半ば必然的に発生する緩いカラーコントラスト。
そのゆるゆるコントラストをスパッと切り裂く銀色一閃、LAMPOジップでの開閉。
その隣、ストーンアイランドみたいなレーベルワッペンがストーンアイランドみたいな付き方で付いてる。
腕じゃなくココってのが良い。
イタリアの古いマイナーカジュアル。
SETBALL。
この個体推定80's で、ここから少しモダナイズされたレンジも少ないながらどうやら存在する感じ。
そっちは面白味無かったけど
これは80's ITALY CASUALSの楽しさがぎゅうぎゅうに詰まってて最高なのでご紹介。
当時のイタリアの陽気なマリーナシーンを写したようなサニーカラー。
組成はアクリル50/ウール50です。
強撚のカリっとした糸をやや甘めに編み詰めたベーシックなテキスタイル。
ここでいうアクリルはウールの代替ってよりは、この綺麗な発色のためにあるのかなと思います。
(ポケットとショルダーテープはコットン)
サラッと注釈で書いちゃいましたが
肩線に補強ショルダーテープが使われているのも頼もしい。
カラーコントラストという点でのリズム感もそうですが、やっぱりマリーナシーンをリファレンスとしたデザインだと解るルーツ感が嬉しいです。
ハードアクション由来のディテール。
ネックラインも海っぽい。
よく見てみてください。
ネックライン一周が全部等幅じゃないでしょう。
「ボートネック」ってディテールをニットウェアに用いる時には何故かこうなります。
80年前のボートウェアでは既に見られますね。
ボートネック自体は16世紀にはあったようですよ。
由来は着脱しやすいように、です。
ボートクルーの服は着脱の容易さがとても大切ですからね。
だからボートネックと呼びます。
何かしら歴史に根の伸びた洋服をデザインする際、そのコードを丁寧に扱うことが如何に大切かってのがポジティブな意味で伝わると嬉しいなと思います。
重たいアウターからの差し色ピースとしても絶好の発色ですが、先ずは一枚でゆるっと是非。
LAMPO_Zip
Made in ITALY
サイズ表記52
肩幅:61
身幅:59
着丈:65
袖丈:54
裄丈:86
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