c80's ENGLAND / SUÉDE CLUB Gilet_Mix Cutting Short Leather JKT

80'sっぽいモードの潮流と

英国らしい
スタイルそのものへのオーセンティシティが

変な混ざり方してます。



革の銀面(おもて面)と床面(裏面)をミックスした、切り替えデザインのレザージャケット。


先ずボディの雛形がかなり創意的。

MA-1みたいなリブニットでの丸襟。
そこにボクシーなバランスのボディ。

でも裾はリブ無し。
それどころかジレみたいな鋭角を作ったユニークなヘムライン。

背面を見てみると、これまたジレで使われていそうなシンチバックアジャスターが付いてる。
明確にジレのコンテクストを混ぜ込んでいますね。



さあ、それを踏まえた上で見てみると
全体のレザー切り替えって、

「ジレは後身を裏地で切り替えてるから、その切り替えを拾ったものなんじゃないの？」
って気付く訳です。

そして裏地の方がツルツルしてるから、
滑らかな銀面の方を裏地として転用したのか、と。

そうなると袖は前身頃のスエードレザーじゃなく、後身頃のスムースレザーで合わていることにも合点がいく。

サンプリングソースがジレなので、
何かを更に羽織る服-つまり、ジレに袖が付くとしたらその袖も裏地で作られてるよね？
っていうデザイン回路。

ジレというスーツ文脈からサンプリングしているから肩パッドも入る。



どうです、
読みしろのある服って面白いでしょう。






最後になってしまいましたが
各所ポケットのプルトップのクオリティも素晴らしいですよね。
持ち易いスプーン型のriri。

Made in ENGLAND
riri_Zips
サイズ表記XS

肩幅:50 肩パッドあり
身幅:53
着丈:56
袖丈:61