GRÉS TRICOT Spiral-Twist-Cut Sheer Silk Flared SK

SOLD OUT

【布の彫刻家】

そんな言葉で飾られる作り手は
この服飾史にて1人ではありません。


マドレーヌ･ヴィオネ

アズディン･アライア

ティエリー･ミュグレー

etc……


その中でも
この女傑の名を入れずにその服飾史は完成しない。



マダム･グレ


こと
Germaine Emilie Krebs
-ジェルメーヌ・エミリ・クレブ



ハイファッションの始祖とも言える時代、シャネルやスキャパレリ、ヴィオネらと鎬を削った本物のクチュリエ。


ドレープの神です。


「ドレープの美しさってこれか」と
今更ながらビリビリと痛感させられる桁違いの美的感覚。


こんなプレタポルテ1着が雄弁に語るのですから、本人期のオートクチュールはどうなってしまうのでしょうね。




こちらはタグの代理店的に、ご本人がお亡くなりになってからの後年モデルですね。

GRES TRICOTの サントリコタグ付き。

2000年前半くらい？
代理店タグ以外は もっと古そうな雰囲気なんですけれど。


このレンジはライセンスの個体も少なくありませんが(それも球数少ないけど)、奇跡的にイタリア製造のオリジナル個体と縁がありました。

グレのユーロ個体なんてもう、タグで探すだけで砂漠からダイヤというレベルですが、その中でも現代洋装に完璧にフィットするタイムレスなデザインともなれば、その稀少性は言うに及びませんね……。




極薄のシルクシフォンで仕立てられたフレアスカートです。


一般的なスカートとは構造から根本的に違います。

無数のスパイラルシームで接ぎ合わされたツイストビジュアルは、螺旋階段を見ているよう。

そして階段が階下に近づくにつれ大きくフレア展開されていくそれは、シームの至る箇所でバイアスカットの滑らかな落ち感を規則的に拾い、底抜けに婉麗なドレープを生み落とします。
(用尺凄そう……)


勿論これはカッティングの発想だけによるものではなく、優美な素材選びや、裾端にテンションを掛けてキリッと包み縫った巻きロックの仕様選定、その全要素によるデザイン。



こんな贅沢な仕様を一切妥協無く詰め込んではいるものの、こちらはクチュールではなくあくまでプレタポルテですので比較的お求め易い方かなと。

ウエストはゴムウエストで多少のストレッチが効きます。


Made in ITALY
サイズ表記46

ウエスト:64-72
レングス:94