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1/3-6 OSAKA
70-e80's CdGH Tailored Lining Reverse Collar B.D.SH
¥55,000 税込
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2020年代に作ったんかというくらいに、
滅茶苦茶洗練された発想の集積。
川久保氏が手掛けていた時代の、初期オムです。
パタンナーは勿論田口氏。
趣味の良い小紋柄で織り上げられたテキスタイル。
アンニュイなアッシュグリーンの色味。
それを用いてのルーズボディ設計。
ここまでは
まあ
同時代の紳士服っぽいフォーマットでしょうか。
それこそアルマーニとか。
でもここから先の
【定番】という概念への執心的な反抗、
徹底的にミニマルなパンクワーク、
そのエッジは誰にも真似出来ない。
先ず
「ボタンダウンカラー」の反転。
普通は
身頃にボタンが付いてて-
-襟先にボタンホール
でしょう。
これを反転して、
身頃にボタンホール-
-襟先裏にボタン
としている。
この時代に誰が思い付くというのか。
次。
シャツに「半裏仕立て」の持ち込み。
これは文字通り。
シャツなのに背裏が付いてて、ちゃんと前身まで続いてる。
内タグには明記が無いけど多分キュプラかレーヨンキュプラ。
もうジャケットじゃないか。
次。
これが1番気付くの時間かかる。
背面タックの遊び。
普通、シャツの背中のヨーク切り替えには基本的にタックが入りますよね。
このシャツも入ってます。
但し2タック。
それも、1タックに見えるよう、ギリギリまで畳み位置を接近させた2タック。
この時代に-
-いやもう時代関係無い、誰が思い付けるのか。
特筆すべきは、これら全ての新しいウィットが
「ミニマル」であること。
どのディテールも一切主張していない。
見てみて!なんて微塵も思ってない。
あくまで「大人のための趣味の良い日常服」として、その範囲を踏み越えないよう丁寧に選定/剪定されている。
正直な話、背面タックの遊びは、仕入れた後の写真撮る時に気付きました。
私結構注意深く服見るんですけれど、それでも気付けなかった。
同時代の絢爛豪華なトゥーマッチ・ファッションへの叛逆。
コレクションラインではビジュアルと価値観で。
このオムラインではミニマリスムを用いて。
【コムデギャルソンが作るデイリー・メンズウェア】としてこの上無い完成度です。
Made in JAPAN
サイズ表記-
肩幅:49
身幅:64
着丈:78
袖丈:59
何故かコンディションも滅茶苦茶良い。
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