洋服解読所




















1990's KOMODO Back Pocket Design Dinosaur Knit JKT
¥45,000 税込
SOLD OUT
ダイナソー なんて銘打つにはあんまりに弱々しい 柔らかな虚勢
そんな可愛い恐竜でも化石になるのだ
物体以外の説明は無く 歴史背景やディテールの意味合いから存在を推測していくしか無い
…
U.K.発のエシカル・ストリートレーベル
【KOMODO】より、トサカみたいなフリンジがデザインされたニットジャケット。
コモド、なんて聞くと反射的にコモドオオトカゲが出てくるくらいに私はわんぱくだけれど、このレーベルの名前は実際そこから来ているみたい。
若きバックパッカーMark Bloom (Broomの方じゃないよ)がアジア放浪に使ったモラトリアム。
その旅の中で出会った様々なエスニック・エッセンスがレーベルの方向性を決定付けるのですが、その中でもコモド島でコモドドラゴンと鉢合わせて命の危機に瀕した経験は、レーベルの名前になるくらい強烈だった、というお話。
(ヤツらは本当にヒトを襲いますし、それでヒトが死ぬ事故もちゃんと(?)起きてますからね。)
でもこれは的確なネーミングです。
コモド、と聞くと たちどころに浮かんでくるじゃないですか。
観光用に整備されていない、原始的な南の島々が。
鬱蒼と生い茂る密林や、灼熱の太陽が。
商業主義が加速した地域の価値観から見れば摩訶不思議なまでの野生の理不尽、ランダムで生々しい土の香り。
それらをそのまんま使ったストリートファッションがKOMODOです。
そしてこれら序文が、全てそのまま各ディテールの説明になるんじゃないかな。
木片をそのまま使ったようなトグルボタンだったり
各パーツを繋ぐハンドステッチの演出だったり
洒落たレイヤードなんて1ミリも考えていないような野暮ったいシルエット/裏地仕様だったり……。
いやいや、じゃあ袖口のサムホールや背中のタバコサイズポケットはどう説明が付くのさ。
確かに。
こうしたユニークディテールはデザイナーのオリジナルな遊び心かも。
寧ろこうしたクールなエゴが、KOMODOをストリートファッションたらしめているんじゃないかな。
その上で、当時からインドネシアやネパールの工場と提携して現地の本物の手仕事を取り入れ、今でもちゃんとレーベルを継続させて様々な自然保護活動を行ってる。
本物のエシカル・レーベル。
Made in NEPAL
サイズ表記2
身幅:52
着丈:71
裄丈:85
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