1989's MOSCHINO×PERSOL Glossy Gems Temple Design Shades

ユーモラスで大胆不敵な、ともすればシュールレアリスムじみたデザインも散見されるMOSCHINOのアイウェア。


このモスキーノ・アイウェアというカテゴリには、世界でも指折りのアイウェアメーカー、イタリアのPERSOL社が製造を受け持っていた時期が存在します。


前身のRatti Optical Industries Society社時代から数えれば100年以上の歴史を持つ同社。

そんな至高の腕利きが作る、世にもふざけたクレイジーシェイド。

それがMOSCHINO by PERSOLです。



こちらはF.Moschinoご本人が現役でいらした頃のモデルです。
1989年モデル。

一部界隈では傑作として名高く、一般大衆からはパーティグッズと揶揄われる。
そんな感じでしょう。


スパッと真っ直ぐ設計された大振りなラウンドフレームと、宝石(イミテーション(のはず))が所狭しと敷き詰められたテンプル。


いや本当、文字通りに“所狭し”です。

普通の太さのテンプルにこんなゴツい宝石は乗らないんですよ。ご丁寧に大仰な台座まで誂えて。
だから所狭しというか、もう溢れちゃってる……。




これ現代視点からだと呆れに似た笑みが溢れますけれど、多分当時のモスキーノも、多少の皮肉を込めてやってるでしょうね。

時代を独自の目線で描写したデザインは、そのアプローチ自体が時代をアーカイブする働きを含んでいます。

日常での使い易さなんて項目は二の次に、アートピースとして宝石以上の輝きを秘めた重要な一本。



レディーガガも惚れ込んだM253。
目立った傷の無いミントコンディション。

綺麗なコンディションで生き残ったオリジナルのボックス付き。

Made in ITALY