CHRISTOPHER NEW Moon_Buttons Design Teddy_Bear Coat

SOLD OUT

CHRISTOPHER NEWというUKの古いレーベルです。

おおよそ90年代くらい。

初期のポール・スミスに在籍していた彼はこのシグネチャーレーベルを立ち上げ15年展開した後、レーベルを閉鎖してCSMの教壇に立ちます。

何処かで聞いたようなキャリア。
Colin Harveyか。


90年代のロンドンにて輝いていたポップでファンシーな彼の作風は、同国のアンダーグラウンド的でスレた印象のデザイナーズシーンにあっては突出して珍しいポジショニングであったと思います。



弊店でも一度ジャケットをご紹介したことがありますね。


そのジャケットも今回のジャケットもそうですが、先ずボタンがユーモラスです。

ダッフルコートみたいな「トグル」がボタンとして成立するのなら……
と言わんばかりに、長方形の様々なモチーフをボタンとして昇華してしまいます。

このジャケットでは三日月。
前回のジャケットではヘビ。

私が懇意にしているショップ様でも、同じく奇天烈なボタンデザインをした同レーベルのアウターがあります。



そしてユニークなテキスタイル選定、加えてルーズでリラクシングはフィッティング設計、というのがレーベルのマスターコードでしょうか。


テディベアみたいにもふもふ柔らかな人工ファー。

サラサラと滑らかで、非常に綺麗なコンディション。
生の毛皮と違って、ケアや保管にそこまで神経質にならなくていい、と言うのが大きなアドバンテージですよね。


さて内タグにはヴィスコース、とありますが実際どうでしょう。

というのも、この当たりのUKデザイナーズの組成表記は往々にして不完全なのです。

例えばこのヴィスコースというのが裏地のことで、表地に関しては表記無し、なんてのも全然有り得てしまう。


何れにせよ、化学繊維を原料とした創意的なデザイナーズ・テキスタイルです。


キーポイントはこれがメンズウェアであるという点。


ロングであれば粉っぽくなるところ、メンズでも絶妙に使い易いレングス設計。


可愛いメンズがあざとく着るのも一手。
しかしながら、良い年した大人がスパイス遊びの感覚で楽しむのだって私は大変素敵だと思います。


Made in G.BRITAIN
サイズ表記M

肩幅:58
身幅:65
着丈:69
袖丈:59