c90's MASATOMO 3_Tucks Black Wool Flano Wide Slacks

SOLD OUT

80年代にスタートしたMA-JI MASATOMOの90年代の個体。


92年に MA-JIの冠が消えて、
02年には東コレで名を聞いた人もあるでしょう“RYNSHU”になるので、その間の10年間がこのライン。


MA-JI時代のギラつきが多少抑えられて、普通に着易くなったデザイン。



和製ヴェルサーチェなんて、安易に括りたくもなっちゃうようなタック大量のワイドスラックス。


しかし細かく見ていくと結構違いますね。


Versaceが脚の付け根から放射状に、一点透視図法みたいなイメージでタック設計をしているのに対して、MASATOMOのタック設計はもっと平面的。

前者を扇子に例えるなら、後者は屏風みたい。


ウエストベルトから比較的垂直に、ストンと直線的に畳まれているカッティング。

フロントには３タック。
ラルフローレンみたいに内向きのタック設計。


これが良く映える生地使いです。

肌理の美しい真っ黒のウールフラノ。
ちょうど良い厚みに、美しいテクスチャ。

生地の季節感的には夏以外。
秋口から春先くらいまで。
割と広いシーズン使い回せるボリュームです。



これってのは真っ黒一辺倒で印象がノッペリとしかねない生地でもありますが、インプリーツが強烈に走らせる陰影がキリッとビジュアルを引き締めてくれています。



The・汎用性
って感じのパンツ。

ヨウジのそれよりもずっと匿名的。

マネキンは170cm代半ばくらいで、ウエスト~お臍くらいの位置にて着せ付けています。

少し下げて160cmくらいにすると(又は腰履きにすると)、裾は多少クッションするくらいの丈感。




このポジションのパンツが一本あることで
無駄にならずに輝くトップスが沢山あるはず。


Made in JAPAN
サイズ表記82

ウエスト:86
ワタリ:40
股上:34
股下:70
裾幅:20

着画は160cmくらいのパターンと170cmくらいの2パターンで撮ってます。

綺麗にジャストレングスなのが前者で
程良くクッションしてるのが後者。