NEXT 10/5-6 TOKYO
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80-90's COLMAR (ITALY ORG.) Marina Taste Design Cargo Vest
¥16,000
COLMARの希少なイタリアオリジナル。 日本入ってきてからのライセンス品には口を噤む他ありませんが、それだけに これが出た時は嬉しかった。 マリーナテイストの野暮ったいカーゴベスト。 大振りなボディバランスと、その身頃を埋め尽くさんばかりに配置される大きな立体ポケット群。 要所要所で機能美を光らせるLAMPOのジップ。 無機質なブラックトップのスナップボタンは全部FIOCCHI製。 開閉の時の安心感が違う。 肩にはナイロンのリップストップシェル。 ここの微妙な色のギャップ。 胸には見慣れないフラッグ刺繍と Y.C.の文字。 大方 Yachting Clubでしょう。 で、この旗はそのクラブフラッグか何か、というのが相場でしょうか。 (そこまでは同定届かなかった) 総柄のチャンキーニットなんかに重ねて柄面積の調整をしたり、コートやジャケットの上から重ねたり、身幅もアームホールも広いので色々楽しめます。 Made in ITALY LAMPO_Zip FIOCCHI_Buttons サイズ表記XL 肩幅:(51) 身幅:65 着丈:71
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L90's OXBOW Penguin_Graphic Jacquard Oversized Jumper
¥23,500
96年か99年のOxbow。 背中にペンギンを飼ってるダブルジャカードのウールジャンパー。 ずんぐりむっくり って言葉がここまで相応しいニットもなかなか 無い。 厚み、太さ、生地の野暮ったさ どれを取っても どんくさい。 シルエットもかなりオーバーなもんで、上に何か重ねる時は結構相手を選ぶ。 でも、その分コイツがアウターになれるだけの頼もしさはありますから、多少の寒さであれば背中のペンギンと一緒にペタペタ駆け出してしまいましょう。 Made in - (FRANCE?) サイズ表記XL 肩幅:63 身幅:67 着丈:74 袖丈:57 裄丈:91 全体に軽く着用感が残ります。 毛玉とか、軽い毛羽立ちとか。 汚れや傷はこれと言ってありません。
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80's CdG HOMME Box_Silhouette Heavy Linen Tailored JKT
¥26,000
ズッシリ重みのあるヘビーリネンで 一応夏向けにってことなんだろうかな、 半裏仕立ての綺麗な縫製。 褪せたような墨黒にワンツーのリズムで入った同色ストライプ。 生地組織を構成する繊維よりもう一回り太い糸で刺繍するように重ねられた織柄。 もとより不均一で奥行きのあるオーガニックなブラックを作るレーベルですけれど、そのボキャブラリの豊かさはこうしたディテールからも見てとれます。 さてこれぞ80'sギャルソンって感じのボックスシルエットですね。 肩パッドも、過度ではないけど ある程度しっかりしたものが入ってます。 このジャケットが生まれた時を同じくして、パリではモンタナやサンローラン、ミラノではアルマーニやヴェルサーチが覇権を握っていました。 そういう時代にこれを生み出すということ。 大袈裟な意匠は何もありませんけれど、当時のありとあらゆるモードに喧嘩を売るという意味でパンクの具現化であったことは言わずもがな。 生地の厚さに伴い、リネン特有のシワ感は控えめですけれど、しかし同色の他素材よりもずっと有機的でニュアンスのあるテクスチャ。 経年の映える美しい着古し感の中、アームホール釜底部分に少しだけ白汚れが残っています。 プロクリーニングに出してかなりマジにはなりましたが、まだ言われたら分かる程度。 裏地の方が綺麗に取れてるんですよね。 明確な瑕疵ではありますが、この程度&この風合いのジャケットなら、あまり悪目立ちすることも無く楽しめるかなと思っています。 このレンジは大きめのサイズ感の個体が多い印象でしたが、こちら寸法自体は小さめ。 少し野暮ったいジャケットと コンパクトなショートスラックス なんてのが先ず浮かんでくる正解でしょうか。 これくらいのサイズバランスならトライしやすそう。 見た目以上に応用の効くジャケットでありますから、鏡の前で色々着替えていくうちに生まれる化学反応も是非お楽しみに。 Made in JAPAN サイズ表記S 肩幅:45 身幅:55 着丈:74 袖丈:63
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c90's SHELTER LEE Over_Printed Design Graphic Tee
¥8,500
90年代日本のマイナーレーベル。 既存のネイビーボディを折り畳んだ位置でオーバープリント。 マルジェラのエイズTeeみたいな感覚でしょうか。 SFテイストのグラフィックデザインに反してローファイな塗料クオリティ。 硬いペンキみたいな野暮ったい質感。 着古された質感に足並みを揃えて、塗料も所々剥がれてたり、丸胴ボディの斜行に伴って畳んでもプリント位置が完璧には合わなくなってきてたり。 このレーベルの正式名称は、フロントのプリントにある通り 【7.MAY.2025 SHELTER LEE WORKS】 フロントのグラフィックからして、多分ですが95年のモデルです。 30年後に開けるタイムカプセルみたいなアイデアなのでしょうか。 開ける、と言っても実際開封動作がある訳ではなく、「30年経ってもまだカッコ良いか」の比喩。 あと一年。 きっとカッコ良いまま、いや、更に雰囲気を増幅したクオリティでその日を迎えるんじゃないでしょうか。 Made in - →El Salvador ボディ →JAPAN 最終プリント サイズ表記M 肩幅:45 身幅:48 着丈:66 袖丈:20
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c90's PACO RABANNE (Lic.) Abstract_Stripe Pattern Polo_Like SH
¥9,000
パコラバンヌの日本ライセンス品。 昨年2023年、御大が鬼籍に入られた後にレーベル名を改名、RABANNEとしてニュースタートを切ったレーベルです。 このタイミングでの名称変更は、御本人のクリエイションと御本人以外のクリエイションを明確に区分しようとする誠実さが感じられました。 まあ日本のL80-e90って感じのライセンス品感はありますね。 紳士服なんて、多分ライセンス以外で作ってないんじゃないかな?って印象。 (一応オリジナルレンジでのメンズウェアも存在しますが、目が飛び出るほど稀少です) そんな印象のまま、日本のそごうが企画して腕利きのトップ社が製造した個体。 品質自体は普通に良い。 この手のライセンス企画のマイナスポイントってのはその“個性の無さ”なのですが、この個体に関してはラバンヌらしいアヴァンギャルドが良い具合に希釈されて落とし込まれているように見受けます。 私こういう、研ぎ澄まされたカラーコンポジションに弱い………。 涼しげなカリカリ強撚ポリエステル生地を発色良く彩るアブストラクト・ストライプ。 明るいをベースに オレンジ&水色の淡い色組み。 滅茶苦茶に良いビジュアルです。 KENZOみたいな色彩感覚。 そしてそれを乗っける雛形も少し捻りが入ってる。 これポロシャツに見えますけど、前全部ボタンで開くんですよ。 布帛のボディにニットの羽襟。 まるでポロシャツみたいな軽快さがありながら、その定型を斜め上に裏切る普遍的なユーティリティ。 ニットの有機的なテクスチャを少し拾いつつ、あくまで最軽量の羽織ものとして秋口に大活躍してくれる、今時期のベストアンサーというわけ。 洗濯もしやすいし、気負わず気回せますよ。 是非カラーアイテムと合わせて、シナジーが美しく重なっていく様をお楽しみください。 サンプルではワインレッドのパンツなんて合わせてみましたが、まあ見事に美しいトライアドが響いています。 デッドストック Made in JAPAN (SOGO×TOP) サイズ表記M 肩幅:47 身幅:55 着丈:74 袖丈:24
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c00's Häagen-Dazs Smile Ice_Cream Tee
¥8,000
ちょっと古いPrintstarのボディ。 滅茶苦茶今っぽい気怠げなグラフィックはまさかのハーゲンダッツ。 スクープで救われたアイスクリームに、スマイルマークの落書き。 ……落書き?落書きか?これ このスマイルマーク、アイスクリームに散らばってるチョコっぽい部分と同じ色/質感じゃない? ってことは、これはパナップみたいにアイス内部にスマイルマークを注入してからの撮影? いやでもそうなるとスクープで掬ってこんな綺麗に切り取れる道理が無いんじゃない? …………まあいいか。 アイスの作り方にまで考えを巡らせてちゃ、書き終わるまでに溶けちゃうでしょう。 多分グラフィックデザインですしね。 ガッツリ色温度下げて青っぽく仕上げられたグラフィックが見た目にも涼しい。 もう夏も終わりますね。 ガリガリ君が恋しかったお口も、こってり濃厚なミルクが欲しくなる頃じゃないでしょうか。 Made in CHINA サイズ表記M 肩幅:48 身幅:51 着丈:68 袖丈:19
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JOE CASELY HAYFORD Playful_Docking Design Lame_Mix Denim JK
¥30,000
- 世紀末を彩りロンドンのクリエイションを根本的にレベルアップさせた黄金時代「クールブリタニア」の先駆け、 Joe Casely-Hayford によるキメラデザインジャケット。 日本製のデニム生地を用いて日本で製作されたデニムシリーズからの1着です。 正直、真似できないかと言われたら真似出来るでしょう。 サヴィルロウ仕込みの卓越したテーラリングが根底にあるにせよ、真似 くらいは出来ると思います。 この服における価値は 1番最初である という点。 これを思いついた人間その本人が作った、という点です。 まあ革新的なデザインは全部そうか。 - 以前纏めて入荷したJCHの日本デニムシリーズ、また一着ご縁がありました。 トラッカージャケットの胸ポケットを、ジーンズの腰ポケットで置換したデザイン。 その他をキチンとオーセンティックにやってるから、しかも綺麗なインディゴブルーなもんだから、一瞬普通のGジャンに見えちゃう。 だから余計に認知がバグる。 ご丁寧に右サイドのウォッチポケットまでトレースされてます。 そしてよくよく見ていくと、何か生地の奥にキラキラ? これ素材表記には記載されていないけど、何かラメっぽい繊維がまざってるように見えます。 一般的なデニムウェアでスレやアタリが出る位置に集中的に露出していますから、インディゴコットンの奥に混ざってて、ダメージによってそれが露出してくるのかな? と思いきや、背中のブランドタグ。 この縫い付け位置にはアタリなんて無いのに、ブランドタグの形にラメっぽい光沢が出ているじゃありませんか。 どういう生地?どういう加工? もはやポケットの分かりやすいキメラデザインは呼水だったんじゃないかとさえ勘繰っちゃう。 天才が選んだ日本という産地、これはオーセンティシティのためだけじゃなさそうですよ。 あくまで当時のモード観で作られたやや細身のシルエットですから、中にセーター挟む必要が無い時期にお薦め。 カットソー&ライトアウターの2トップスタイルで、軽快にお楽しみください。 Made in JAPAN サイズ表記2 肩幅:44 身幅:50 着丈:62 袖丈:61
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c90's THE DUFFER of ST.GEORGE Modify Design HBT Denim JK
¥35,000
ユーロオリジナルの古いダファー。 アメリカのGジャンとは違う襟まわりの作り込み。 襟腰高め、 襟型ちょっと大きめ、 襟の開きもちょっと狭め、 そして襟の付け根もピタリと合うよう少し深めに設計された前合わせ。 強いて言えば“イギリスっぽい” けど、こんなのは言語化するまでもなく なんとなく香る“違和感”として着用者の頬をつまんでいてくれれば良い。 既存のサージ・ドゥ・ニームよりも少し軽めに織り立てられたヘリンボーン・ツイルの仕立て。 ヒッコリーともまた絶妙に違う。 アイスウォッシュの明るいデニムジャケットと見せかけて、印象を一気に反転させる大人っぽいクラフト感。 ありとあらゆるセクションで上手いこと捻ってる。 意地悪なツイストの圧倒的ボキャブラリは流石Dufferと言う他無し。 案外ゆるっと着れるサイズバランスです。 スウェットシャツ程度なら普通にレイヤードを楽しめそう。 普通の顔した変な服、お探しの皆様へ。 Made in U.K. サイズ表記L 肩幅:49 身幅:58 着丈:58 袖丈:60
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c80's LUCKY (JPN) Unique Switched Design Wide Body Denim JK
¥14,000
80年代の日本のマイナーカジュアル。 身巾をドンと広く取って、ユニークなパターンワークで新鮮なビジュアルを作り込んだデニムジャケット。 言わずもがなユーロのレトロカジュアルのフォロワー。 ゆるいスウェットも難なく挟めるサイズバランス、向こうの幻想的なカラーパレットにも馴染みの良いアイスウォッシュの色味。 “イタリアに吹いたアメリカの風” なんてテーマで 最近はカジュアルに新しさを見出していますけれど、その風って普通に日本にもガンガン吹いてたんですよね。 あんまり上手くブラッシュアップされた物が見つからなくってクローズアップはされませんけれど。 (陳腐なものばかり) 貧相なボキャブラリによって可哀想な有象無象の山が築かれた中、このジャケットなんかはとても秀逸なアップデートがされているように思います。 “重心低め×大きめサイズ” というカッコ良い条件満たしつつの、新しいフロントポケットの発想。 完全に取り外せる独立型サイドアジャスターなんてのも面白いですよね。 取り外せるメリットは分かりませんが、そこの不合理も良い。 当時のデザイナーズカジュアルの良さと 当時のユーロカジュアルのゆるいムード 巧みに掛け算されたデザイン。 ちなみにこのLUCKYってブランド 過去にも一着取り扱ったんでした。 それはパンツなんですけれどね、 それもまた滅茶苦茶良いですよ……。 偶々出たマイナーってよりも 出会うべくして出会ったレーベルなのかもしれません。 Made in JAPAN サイズ表記L 肩幅:55 身幅:61 着丈:60 袖丈:58 袖口周りなどに軽い汚れが散見されます。 一応ご留意ください。
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c90's OAKS by FERRE “Les Bains” Embroidery Full Pattern Tee
¥15,000
《Les Bains》 風呂です。 フランス語。 ○○浴場みたいな感じ。 家の風呂ってよりは公共浴場。 Oaks Les Bains だから 樫の木浴場 みたいなニュアンスかな。 架空の浴場です。 で、それがカリフォルニアにあるんだよ、 なんて感じのテキストですね。 イタリアのブランドが フランス語で アメリカの風呂の話してんの? 本当に何?? さてそもそもOaks(樫)ってのは別にこの文言のためではなく、Gianfranco Ferreのカジュアルレーベルみたいな立ち位置のラインの一つです。 「Oaks by FERRE」です。 - もみじとも違う変な総柄。 何柄なんでしょうね? ウイルスとかじゃないでしょうし……。 晩夏にも気にせず出したくなるクオリティ。 でもそのクオリティってのは - デザイナーズヴィンテージから 世にも珍奇な風呂カルチャー物が出た - という稀少なコンテクストが大部分を占めています。 あとはまあ総柄ってのも ライトアウターから覗かせてアクセント作るのに最高の条件ではある。 服とお風呂が好きな方へ。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:51 身幅:55 着丈:69 袖丈:20 使用感の殆どない綺麗なコンディション。
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c80's ITALY VTG (REPORTER) Map Graphic Worn_Out Tee
¥9,000
何処のレーベルを、とかは明確にソースを掴めていないんですが、イタリアのファクトリーレーベルなんですって。 ネームタグ取れちゃってるけど [REPORTER]の古いTシャツ。 弊店でも扱いがありましたね。 ご存知の方はかなり古参でいらっしゃる。 こんなポップな服出すイメージは無くって、目立たないけど趣味の良い大人服を出すレーベルってイメージでした。 こういうのもあるんですね。 80's ITALYのカジュアルレンジに充満していたアメリカ憧憬に迎合したデザインかな。 メソアメリカをクローズアップしての地図グラフィック。 そこにピンナップガールもプラス。 うん、やっぱり思いっ切りアメリカですね。 でもボディにわざわざ艶かしいオーキッドパープルを持ってくる辺りはイタリアですね。 全体的に着古されてます。 ボディ斜行、畳み状態で入ったサンフェードなど。 Made in ITALY サイズ表記48 肩幅:50 身幅:57 着丈:66 袖丈:22
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HARLEY-DAVIDSON Full Cracked Leather Varsity JKT
¥55,000
エンジンの作動形式の話だそうです、OHV。 アメリカの方では根強く残っているトラディショナルなフォーマットだそうな。 バイク好きの友人に聞いてみましたが、専門的過ぎて中々難しかったです。 そんな訳で、背面のデザインは分かる方にだけ伝われば良いとして、自分の感想文を紹介テキストとしますね。 - 思い切り退廃的なボロいレザージャケットを探していました。 カッコ良いじゃないですか、あれ。 思いっきりモードに昇華して着こなしたいですよね。 まぁ、広い視点で見渡すと、特段見つかりにくい物って訳でもないんですよ。 ボロいだけなら。 で、そういったボロレザーというのはある程度以上に歳を取った本当のジャンク個体でしか見つからない。 それらの表面上の美しさを保ったまま、あくまで日常的に着られて、異臭無く、カビのリスク無く、ある程度は清潔で、部屋や他の服を汚さないジャケット…… という条件を付けると、候補は忽ち無くなる。 ほとんどゼロ。 デザイナーズの破茶滅茶に高額なレンジに僅かにあるだけ。 そんな中で出会ったのがこちらです。 クラシカルなバーシティジャケットを叩き台に、文言をハーレー風にカスタムして、ボディまで全部フルレザーで仕立てた個体。 しかもボロい。 これは中々やり様があるんじゃないかと 着てみて吃驚。 想定していたような硬さや嫌な重さが無いどころか、美しいナイロンサテンの裏地に至るまで、どこも破れていない。 表はこんなにボロいのに? 脱いでじっくり見てみると、再驚嘆。 裏面、殆ど汚れも着用感も無いんです。 タグの印字もみんな綺麗に残ってる。 もうお察しいただけたと思いますが、こちら多分加工で作られたクラックレザーでのボロビジュアルです。 加工とはいえここまで本気でクラックさせるとは思いませんから、着て裏面を注視するまでさっぱり、まるで思い浮かびもしない可能性でした。 デザイナーズみたい。 凄まじい凝り方。 色々リサーチしてみましたが、現行では流石に出てこない水準です。 かと言って、タグ的にはとても古い個体って訳でもなさそう。 目一杯古かったとして80's後半くらいでしょうか。 あくまで清潔に、美学の再デザインとして生み出された美しきボロビジュアル。 バイカーカルチャーとして強烈にトラディショナルな美学を背中に背負っていると同時に、雛形的にはアメリカンカジュアルの覇道も並行して走っているという稀有なデザイン。 これは弊店がレトロレンジのユーロカジュアルのデザイナーズピースを通して収集している【デザインされたカジュアル】そのもの。 ハーレー・ダビッドソンというレーベル時代は所謂デザイナーズレーベルではありませんが、このジャケットを単品で見た時に、じゃあこれはデザイナーズじゃないのかと言われると口篭ってしまう。 素晴らしいデザインで組み立てられた、情熱の詰まった作品です。 Made in KOREA サイズ表記S 身幅:62 着丈:62 裄丈:92
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1980's BEST COMPANY by O.CARRETTI Logo Embroidery Worn_Out SW
¥18,000
これ滅茶苦茶面白いやつです。 弊店は以前からBCを始め、Olmes Carretti氏のクリエイションを縁ある限りご紹介してきましたが(&私個人も愛用していますが)、これは立ち位置が特異です。 一言で言っちゃえば 【ベスカンっぽくない】 そうなんです、このレーベルっていうのは アメカジの輝きをイタリア風に再現する際に発生する美しい捻れにこそ愛おしさがある-つまり俗に言う“ヘタウマ”に通ずる良さがあるのですが、この個体はどうもその“再現”が上手く行き過ぎてる。 底抜けにリアルなんです。 タグ見るまで、絶対ありふれたアメリカ古着だと思っていました。 なんなら、アメリカ企画ではあるけど工賃安い国に投げて作ったよ、みたいな80'sスウェット(よくあるでしょう)なんだろうな、くらいに。 北部っぽい針葉樹のネイチャービジュアルとか、若干ディズニーっぽいフォントとか、テンション低めのカラーパレットとか……。 他のハッピーレンジとは明確に違う、極めて写実的な再現仕事です。 タグ見てから「言われてみれば……?」と気づくのは、ボディのネイビーに、若干の紫味が混じってるくらいの違和感。 だからと言ってベスカン感は全然出ていないんですけれどね。 また、コンディションも絶妙。 些細な汚れが散ってたり、リブに軽い擦り切れがあったりします。 こうした全体的に着古された雰囲気も相まって、本当にナチュラルに仕上がっています。 アルマーニのカジュアルレンジなんかを製造していたMISURAの製造です。 自分なりにツイストした、天邪鬼なカジュアルスタイルにお使いください。 Made in ITALY (MISURA) サイズ表記L 肩幅:54 身幅:61 着丈:68 袖丈:58.5
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e00's THE DUFFER OF ST.GEORGE (SHIELD) Pink×Purple Border Polo SH
¥12,500
雲色のブライトグレーにピンク&パープルの細巾ボーダー。 割と深い胸開きのあるポロシャツなのに、ボタンの数が極端に少ない。 トップボタンと、開き底の中間に一個あるだけ。 違和感はこれだけじゃなくって、前立て部分だけボーダーが縦向きに使われてるのも変。 一般的なボーダー柄のポロシャツって、横方向のボーダー継続か、部分的に無地を差し込んだりするんです。 ボーダーのポロシャツ なんてありきたりなアイテムですか。 中高生が初デートに着ていく服じゃないですか。 それくらいに陳腐であるからこそ、Dufferの意地悪なツイストセンスが光る。 素晴らしい作り手の多くがこうしたツイストアイデアよりも品質の追求によって他との差別化を図る中、奇を衒わず、あくまでベーシックの範疇で面白可笑しく捻るセンス。 それこそ、爽やかなポロシャツでこんなnot爽やかな色味を選ぶような天邪鬼さんにピッタリです。 ユーロダファーのシールドライン。 言わずもがな、とても珍しい個体です。 Made in Portugal サイズ表記S 肩幅:44 身幅:48 着丈:64 袖丈:18
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80's BY AMERICAN by O.CARRETTI Classic Design S/S Sweat
¥18,000
ユーロファッションのレトロレンジ、パニナロカルチャーに愛されたデザイナーズカジュアルの筆頭、 “Olmes Carretti” 率いるBy Americanの半袖半袖スウェットです。 アメリカのそれより結構サイズ感が大きいので重ね着し易い。 こちらはBCより少し前にスタートした、BCの草案的立ち位置のアーリーレーベル。 言っちゃえば初期モノみたいな言い方も出来るのでしょうけれど、この人のデザインは皆等しく貴重なので、このレーベルを取り立ててどうこう言うつもりもありません。 雨が降るほどでもない…… みたいな時の雲の灰色。 スウェットらしい柔らかさと、奇を衒うことないオーセンティシティを感じます。 で、このスウェット生地は他の大勢と同じく、裏毛のループが出来てるんですが、ここでちょっと違和感。 あれ? これ表裏で色が逆じゃない? 繊維の順番は合ってるからリバーシブルとかインサイドアウトとは違うんですが、こんな風に表が裏より明るくなることってなかなか無い。 だから、表から見るブライトグレーも、繊維の隙間から裏のダークグレーがちょっぴり覗いてきて妙に奥行きがある。 ベーシックの当たり前を理解していてやっと気付く、固定概念のさり気無いツイスト。 普通の顔してるけど実は普通じゃない服。 こんなの大好物です。 Olmesデザインの武器はなにも配色や刺繍仕事だけじゃないですね、こうした根本構造へのユニークなアプローチも隠されてる。 ただの平易な服じゃない きちんとイタズラ心の元にデザインをされたカジュアルクロージング。 Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:53 身幅:60 着丈:62 袖丈:20
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80-e90's ITALY VTG (SIXTY) Pattern Mix Design Smoky Loose_Fit SH
¥11,000
今回のA/Wでは 「普通そこには無地入れてバランス取るでしょ?」 って所にあえて柄をぶち込んで強火の柄×柄ビジュアルをデザインしてる、80年代のユーロカジュアル・ウエスタンシャツにも注目しています。 今回のこのシャツは厳密にはそれとは違うのですが、同じ感覚とムードの元で作られたであろう、バランス無視系。 柄ピッチの異なる2つの柄を1つのシャツに合わせ乗せたデザイン。 フラッグチェックにスターを掛け合わせたスターチェックと、細かいピッチの小紋柄の2種類。 柄の中にロゴスペルが入ってるのでオリジナルの図案ですね。 どうりで。 こんな変な柄他に無いですよね。 そして柄以外、部分部分で無地を入れてバランスを取ってはいるものの、この無地セクションでもツートンカラーの構成を選んでいますね。 チャコールグレー×アッシュバーガンディ。 落ち着かせる気は無いと思います。 胸ポケット辺りで全要素が派手にぶつかってる箇所があるでしょう。 ここが一番可愛いなと思います。 これはSIXTYというマイナーレーベル。 同時代のカジュアルレーベル、“MISS SIXTY”と直接関係があるのかはまだ断定出来ません。 このレンジにしてはかなり珍しい、紙タグ付きのデッドストック個体です。 サイジングは勿論だるだるのルーズ・ボクシー。 ゆるっと一枚で派手に浮世離れを決め込んでも良いですが、是非同時代のスウェットシャツやレトロブルゾンとの高相性を体感していただきたい。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:56 身幅:63 着丈:79 袖丈:63
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80-90's DUNHILL 1/2 Hidden B.Down Collar Pattern_Order Tailored SH
¥9,000
ダンヒルのパターンオーダー品。 メイド・トゥ・メジャーって言った方がカッコ良いかな。 英国のレーベルだし。 80-90年代くらいの百貨店オーダー。 縫製は蝶矢社。 ここが作ったらそりゃ綺麗です。 有名なハイレーベル群にも全く引けを取らないクオリティ……と書こうとしましたが、まぁ百貨店オーダーなんですからそこが前提であってほしいですよね。 随分景気の良いカスタムをしてます。 ダンヒルらしいナロースプレッドの精悍な襟周りに、まさかの半見え比翼のボタンダウン。 何だこれ。 中々見ないと言うか、私は恥ずかしながら初見のディテール。 この手のパターンオーダーで存在するってことは、勿論一般的ではないにせよある程度数はあるのでしょうかね。 余程の数寄者に向けて用意してたレアオプションみたいな感じだと思います。 誰かのオーダー品ってことで、完璧マッチとはいかないのでしょうけれど、多分前オーナー日本人なのでサイズ感も近い方多いと思いますよ。 どんな仕事してた人なんだろう。 Made in JAPAN (CHOYA) サイズ表記- 肩幅:47 身幅:58 着丈:76 袖丈:54
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c80's ITALY VTG V_Neck Rib_Collar Boxy Silhouette Zip JKT
¥26,000
80年代前後のイタリア古着。 リブ襟のブルゾンの中でも特段見かけることのないレアディテール。 Vネックの設計です。 ブルゾンにVネックとかいう概念あるのか?と思われるかもしれませんが、これはどう解釈しても【アウターのVネック】。 着丈より身幅の方が長いスーパールーズボディに、同じくゆるゆるのアームホール設計。 と来れば、裾もハードに絞るのかと思いきやそうでもない。 裾はリブで締めたりせず、ナチュラルな範囲で軽くテーパー。 着こなし易い、嬉しい仕様です。 前述したゆるい袖はスプリットラグラン。 前はセットインですが、後ろはラグランになってます。 そして後ろのラグラン部分はラグランの3枚袖にあるような立体形成シームを入れた作り。 テーラードジャケットで用いられるようなマニュピレーションシステムが使われています。 こんなカジュアルなビジュアルなのに。 肘下にもダーツ役のシームを入れてる辺り、かなりシビアに袖の流れを意識していることが窺えますね。 ボマージャケットがデザイナーによって新しくファッションに改造された時代。 それはアルマーニだけの専売特許ではなかったということです。 スナップボタンはFIOCCHI社。 Made in ITALY サイズ表記52 肩幅:58 身幅:69 着丈:65 袖丈:62
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c80's ITALY VTG (PING PONG) Pattern×Pattern Crazy Western SH
¥16,000
ユニークな色使いと過激なまでのシルエットメイクで、弊店のキラーコンテンツと化している80'sのユーロスウェット。 その影に隠れていますが、このカテゴリも大変にユニークです。 スウェットシャツと同じように、同時代のヨーロッパにて魔改造されたアメリカ服、ウエスタンシャツです。 この服もそうですね。 普通、ここまで派手な柄を使ったらあとは無地で馴染ませるでしょう。 という予定調和を轢き潰す柄×柄のぶつけ合い。 これはヨークの形が特徴的なこのカテゴリで特に顕著に見られる美意識ですが、その切り替えさえも霞むほどのインパクト。 引き算なんか知らんがな という強火のディレクションは、引き算ってのが陳腐に映る時代になってくると途端に輝きを取り戻してきます。 1番のキーセンテンスは これはのガチャガチャが素朴で質素なコットンブロードに乗っかっているところ。 そしてシルエットも、艶かしいボディコンシャスになんて目もくれないルーズボディであるところ。 あくまでナチュラルをデザインフィールドとして選んでいるのが素晴らしいです。 これでシルクやポリエステルのサテンとか これでダーツたっぷりのスキニーフィットとか それじゃ着れませんからね。 無地のもったりしたブルゾンを何倍にも輝かせる、アクセントとしての仕事に徹したポジショニングの洋服です。 Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:54 身幅:60 着丈:81 袖丈:62
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80's CLOSED by M&FG (Lic.) Unique_Button Design W_Breasted Tailored JK
¥32,500
80年代のCLOSEDより コンパクトなサイズのダブルブレスト。 オレンジブラウンのウールギャバジン。 落ち着いてるのか落ち着いてないのか微妙な色。 シックになり過ぎない、カジュアルエッセンスを僅かに残したディレクション。 兎角、何となく秋に着たくなるような色味ではありますよね。 このジャケットの面白いポイントはボタン配置かな。 ダブルブレストなのでフロントのボタンは下窄み、つまりVの字に配置されますよね。 普通ラペルを返すようなテーラードジャケットであれば、多くて6ボタンでしょう。 しかしこちらは8ボタン。 普通踏み込まない胸ポケットの高さまでボタンが攻め込んでます。 で、攻め込んだ結果 胸ポケットの開閉を任せてもらえるようになった……という聞いたことないオチ。 是非、画面に指を置いて一番上のボタン隠してみてください。 無い方が圧倒的にしっくり来ますから。 普通のフォーマットと明瞭に比べてやっと気付く程度の微カオス。 Made in Japan サイズ表記44 肩幅:42 身幅:48 着丈:80 袖丈:62
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90's BYBLOS Primitive Decoration Oversized Tylorian TH
¥27,000
前回出したリネンチロルシャツの色違い。 秋めくライトベージュVer.です。 こっちも滅茶苦茶良い。 イタリアからの避暑地としてのアルプス。 そこに根付くトラディショナルウェア。 避暑地に着て行ったであろうリネンテキスタイル。 全ての要素が噛み合ってバケーションの一幕を精密に描くシナジーデザイン。 または、デザイナーが旅して得たインスピレーションのひと枝かもしれませんね。 真っ白も美しい服でしたが、ベージュもまた面白い。 前立てに光る装飾の瑞々しさとボディの枯れ感のギャップ。 一枚での最軽量アウター枠としても ジャケットのインナーポジションにも。 真夏から残暑、秋口から街路樹が染まるまで。 案外守備範囲は広いですよ。 Made in ITALY サイズ表記46 肩幅:58 身幅:63 着丈:81 袖丈:60
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1990's DKNY ACTIVE Reversible Design Soft Shell Golf JKT
¥12,500
90年代の半ばより前くらい DKNYのスポーティなスイングトップ。 ちょっと凝った織地で手触りにフックを持たせたネイビーのポリエステルシェルがA面。 胸には小さくゴルフフラッグの刺繍。 A面に比べて若干ハリを持たせたタータンチェックのナイロンシェルがB面。 アルマーニの影響があるであろう一匙のエレガンスと、それを包み込むDKNYのローテク感。 この手のゴルフジャケットであれば、ネイビー辺りの平凡なボックスボディに裏地でチェックってのはままあるフォーマットですね。 ブリティッシュのコンサバティブ・カジュアルって感じ。 しかしそのフォーマットを無理矢理両面で使えるようにしちゃう軽快な感覚と実現しちゃう技術力は流石。 で、 私が大好きなのはB面の柄合わせクオリティ。 襟先のイエローラインまでが 身頃のチェック図案と合致するように組まれてる。 素晴らしい美意識です。 どっちも使い易いです。 何か軽いもの羽織りたいぞって時 絶対に選択肢に入ってきてくれる一着。 冬にはウールアウターの中にチェック柄のB面使いでミドルレイヤーか。 Made in KOREA サイズ表記M 肩幅:45 身幅:58 着丈:66 袖丈:59
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80-90's E.PUCCI MEN Abstract Pattern Drop_Shoulder Silhouette KN
¥25,000
プッチのメンズ個体。 ユーロオリジナルでこんなの出るのか。 総柄は何とも形容出来なそうなアブストラクト。 何かしら元ネタはありそうですけれど、何れにせよハイソサエティ由来の物でしょう。 コットンアクリルのカリッとした質感。 薄くもないけど、あんまり温かくはないやつです。 肩周りを大きく作って裾で強く絞るテーパード設計。 ブラウジング万歳の80'sシルエット。 ベルト隠れるかどうかの丈感で、シルエットメイクの効いたパンツと合わせてブルゾン……って感じが想定解でしょう。 アルマーニ過ぎるか。 当時からずっと貴族の服ですけれど、普通に温度感の無い硬質的なカジュアルに混ぜ込むのがクールじゃないかな。 多分、華やかなカラーリングはレディースにって感じの感覚だと思います。 同時代、カジュアルレンジでは既にメンズも華やかなカラーリングで遊んでいましたから、そことの差別化もあったのかもしれません。 Made in ITALY サイズ表記46 肩幅:56 身幅:52 着丈:64 袖丈:51 裄丈80
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Y2K ADIDAS Analog_Tech Design Minimal Shell JKT
¥16,000
珍しいタグのジャケット。 頑張ってテックウェアになろうとしてるけど、どうしても根本的にいなたい。 そんな愛おしいバランス。 ゆるゆるの立ち襟も完璧なチョイス。 各所にベンチレーションシステムが張り巡らされているように見えるでしょう。 これ9割がフェイクで、左袖の中ほどにある1箇所だけが本物のベンチレーションです。 何のフェイント? 他に無いポジショニングを取った奇特なデザインですが、感覚としてはハリントンジャケットみたいな所が近いのかな。 意外と何でも合いますけれど、このもたもたした水色はユーロヴィンテージの尖った色物と最高の相性。 撥水性のかけらも無い野暮ったいナイロン×ポリのソフトシェル。 やや厚め。 Made in Cambodia サイズ表記L 肩幅:46 身幅:55 着丈:64 袖丈:61 全体的に軽微な薄汚れが散ってます。 風合いにマッチして良いテンションですが、一応ご留意ください。
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