NEXT 10/5-6 TOKYO
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c90's SHELTER LEE Over_Printed Design Graphic Tee
¥8,500
90年代日本のマイナーレーベル。 既存のネイビーボディを折り畳んだ位置でオーバープリント。 マルジェラのエイズTeeみたいな感覚でしょうか。 SFテイストのグラフィックデザインに反してローファイな塗料クオリティ。 硬いペンキみたいな野暮ったい質感。 着古された質感に足並みを揃えて、塗料も所々剥がれてたり、丸胴ボディの斜行に伴って畳んでもプリント位置が完璧には合わなくなってきてたり。 このレーベルの正式名称は、フロントのプリントにある通り 【7.MAY.2025 SHELTER LEE WORKS】 フロントのグラフィックからして、多分ですが95年のモデルです。 30年後に開けるタイムカプセルみたいなアイデアなのでしょうか。 開ける、と言っても実際開封動作がある訳ではなく、「30年経ってもまだカッコ良いか」の比喩。 あと一年。 きっとカッコ良いまま、いや、更に雰囲気を増幅したクオリティでその日を迎えるんじゃないでしょうか。 Made in - →El Salvador ボディ →JAPAN 最終プリント サイズ表記M 肩幅:45 身幅:48 着丈:66 袖丈:20
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c00's Häagen-Dazs Smile Ice_Cream Tee
¥8,000
ちょっと古いPrintstarのボディ。 滅茶苦茶今っぽい気怠げなグラフィックはまさかのハーゲンダッツ。 スクープで救われたアイスクリームに、スマイルマークの落書き。 ……落書き?落書きか?これ このスマイルマーク、アイスクリームに散らばってるチョコっぽい部分と同じ色/質感じゃない? ってことは、これはパナップみたいにアイス内部にスマイルマークを注入してからの撮影? いやでもそうなるとスクープで掬ってこんな綺麗に切り取れる道理が無いんじゃない? …………まあいいか。 アイスの作り方にまで考えを巡らせてちゃ、書き終わるまでに溶けちゃうでしょう。 多分グラフィックデザインですしね。 ガッツリ色温度下げて青っぽく仕上げられたグラフィックが見た目にも涼しい。 もう夏も終わりますね。 ガリガリ君が恋しかったお口も、こってり濃厚なミルクが欲しくなる頃じゃないでしょうか。 Made in CHINA サイズ表記M 肩幅:48 身幅:51 着丈:68 袖丈:19
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c90's OAKS by FERRE “Les Bains” Embroidery Full Pattern Tee
¥15,000
《Les Bains》 風呂です。 フランス語。 ○○浴場みたいな感じ。 家の風呂ってよりは公共浴場。 Oaks Les Bains だから 樫の木浴場 みたいなニュアンスかな。 架空の浴場です。 で、それがカリフォルニアにあるんだよ、 なんて感じのテキストですね。 イタリアのブランドが フランス語で アメリカの風呂の話してんの? 本当に何?? さてそもそもOaks(樫)ってのは別にこの文言のためではなく、Gianfranco Ferreのカジュアルレーベルみたいな立ち位置のラインの一つです。 「Oaks by FERRE」です。 - もみじとも違う変な総柄。 何柄なんでしょうね? ウイルスとかじゃないでしょうし……。 晩夏にも気にせず出したくなるクオリティ。 でもそのクオリティってのは - デザイナーズヴィンテージから 世にも珍奇な風呂カルチャー物が出た - という稀少なコンテクストが大部分を占めています。 あとはまあ総柄ってのも ライトアウターから覗かせてアクセント作るのに最高の条件ではある。 服とお風呂が好きな方へ。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:51 身幅:55 着丈:69 袖丈:20 使用感の殆どない綺麗なコンディション。
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c80's ITALY VTG (REPORTER) Map Graphic Worn_Out Tee
¥9,000
何処のレーベルを、とかは明確にソースを掴めていないんですが、イタリアのファクトリーレーベルなんですって。 ネームタグ取れちゃってるけど [REPORTER]の古いTシャツ。 弊店でも扱いがありましたね。 ご存知の方はかなり古参でいらっしゃる。 こんなポップな服出すイメージは無くって、目立たないけど趣味の良い大人服を出すレーベルってイメージでした。 こういうのもあるんですね。 80's ITALYのカジュアルレンジに充満していたアメリカ憧憬に迎合したデザインかな。 メソアメリカをクローズアップしての地図グラフィック。 そこにピンナップガールもプラス。 うん、やっぱり思いっ切りアメリカですね。 でもボディにわざわざ艶かしいオーキッドパープルを持ってくる辺りはイタリアですね。 全体的に着古されてます。 ボディ斜行、畳み状態で入ったサンフェードなど。 Made in ITALY サイズ表記48 肩幅:50 身幅:57 着丈:66 袖丈:22
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e00's THE DUFFER OF ST.GEORGE (SHIELD) Pink×Purple Border Polo SH
¥12,500
雲色のブライトグレーにピンク&パープルの細巾ボーダー。 割と深い胸開きのあるポロシャツなのに、ボタンの数が極端に少ない。 トップボタンと、開き底の中間に一個あるだけ。 違和感はこれだけじゃなくって、前立て部分だけボーダーが縦向きに使われてるのも変。 一般的なボーダー柄のポロシャツって、横方向のボーダー継続か、部分的に無地を差し込んだりするんです。 ボーダーのポロシャツ なんてありきたりなアイテムですか。 中高生が初デートに着ていく服じゃないですか。 それくらいに陳腐であるからこそ、Dufferの意地悪なツイストセンスが光る。 素晴らしい作り手の多くがこうしたツイストアイデアよりも品質の追求によって他との差別化を図る中、奇を衒わず、あくまでベーシックの範疇で面白可笑しく捻るセンス。 それこそ、爽やかなポロシャツでこんなnot爽やかな色味を選ぶような天邪鬼さんにピッタリです。 ユーロダファーのシールドライン。 言わずもがな、とても珍しい個体です。 Made in Portugal サイズ表記S 肩幅:44 身幅:48 着丈:64 袖丈:18
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e00's THE DUFFER OF ST.GEORGE (EU) Reverse_Weave Sampling Cut L/T
¥12,500
ロンTeeでありながらリバースウィーブの特徴を捩じ込んだユニークデザイン。 縦方向に畝目の見える生地をサイドパートに嵌め込んだ切り替え。 (生地の表裏反転か?ともかく風合いが変わってる) で、それがアームホール脇下で終わらず袖にまで繋がって、内肘くらいまで続いた後、こっそりフェードアウト。 気をつけ!の直立姿勢じゃ見えない部分の遊び。 もともと伸縮性のあるスリムフィットのロンTeeだから、実利面で見れば別にリバースウィーブのディテールなんて要らないんです。 故にこれはこのレーベルならではの記号遊び。 黄金期のアメリカンカジュアルを いの一番にUKに持ち込んだDufferだからこその絶妙なツイストセンス。 元ネタはカレッジ系のスウェットですね。 これをアシッドなスキニーフィットに思い切り改変して、生地にはレーヨンを入れて少し柔らかくソフィスティケート。 デザイナーズレーベルだからこそ出てくネオアメカジ。 ukのサイズ10なのでレディースのM~Lくらい。 ジャック社が取り扱った時代のユーロオリジナルレンジ。 Made in Portugal サイズ表記10 肩幅:39 身幅:43 着丈:52 袖丈:58
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90-e00's DMBQ Hard Worn Out Fetus Design Tee
¥11,000
日本のバンドDMBQのマーチャンダイズ。 USのボディを使って、センスの良いグラフィックデザイン。 これは完全にビジュアルで選んでます。 音源は後から聴きました。 滅茶苦茶カッコよかったです。 リアルに着古されて斜行した絶妙なボロコンディションと、画一的な《バンTee》のフォーマットから全然出てこないアンニュイな色味。 この明るいグレー、大変洒脱です。 そして胎児プリントと DMBQ IS HERE のテキスト。 これそのまま妊婦さんにお薦めする訳じゃなくって、(いやそれでも勿論全然いいんだけれど) 何か腹に秘めてる人 つまり不定期/定期的に作品を生み、世に放つような仕事をしている人にお薦めしたいんです。 愛を持って作る作品は それこそ我が子のようなものですから。 Made in USA サイズ表記S 肩幅:44 身幅:46 着丈:62 袖丈:20 汗かかない時期になったら、ジャケットと合わせてお楽しみください。
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c80's EURO VINTAGE (GREAT BAY) Worker Graphic Desige Worn_Out Tee
¥15,000
ー 1980年代頃のイタリア古着。 この時代を席巻したアメリカン・カジュアル。 このアメカジをお手本に取ったポップなビジュアルメイク。 レーベル名のGreat Bayってのも、架空の湾岸か、実在するにしてもアメリカのベイエリアなんでしょう。 なんて思ってたら実在しました。 アメリカ東海岸、ニューヨークの東隣ニューハンプシャー州のベイエリアの呼称。 ー と、前回の出品ページより一部引用。 80'sイタリーカジュアルより展開されたワーカーズグラフィックシリーズ。 前回の分はレザーがテーマでしたが、今回のテーマはデニムかな? インディゴブルーの表記があるのでその辺りじゃないと思うんですが、この時代のイタリアンカジュアルって書いてるテキストが滅茶苦茶曖昧なんですよね。 版の粗いグラフィックは、吊り機が吊ってる鉄骨を磨いているようにも見えますから、労働者が皆デニムを着ている様子を描写したものなのかもしれません。 ともあれ、写真ともデフォルメイラストレーションとも違う、あくまで写実を旨としてデザインされた版画風グラフィックはアメリカ古着のサンプリングとして非常に的確。 そして、この個体も [色味]と[質感]のギャップで捻れた着地をみせます。 明るいトーンに少し煤を混ぜたようなスモーキーなピンク。 そして薄い生地で作るオーバーサイズは、今風にへにゃっと垂れる。 このポップになり切らない絶妙なバランス。 計ってか計らずか、他の時代に無い間抜け感が溢れています。 タフなグラフィック内容に反してのヤワなビジュアルメイク。 服飾史に載らない小さな小さなバグ。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:52 身幅:53 着丈:75 袖丈:24
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c80s ITALY (GREAT BAY) Adventure Tools Embroidery Worn_Out Tee
¥9,000
先日もご紹介したマイナーレーベル GREAT BAY のシンプルな一枚。 同時代のイタリアン・カジュアルの中にあるレーベルですが、この服は随分大人しい。 色味もデザインも。 色味はベチバー然としたアーシーなカーキブラウン。 地味だけど、随分ニッチな色味を選んだな……という感想。 これもある種攻めの姿勢。 フロントのアドベンチャーツールの刺繍が可愛いですね。 この色味にも良い感じにマッチしてます。 その他特に何も変わったことはしてない、普遍的なビジュアル。 型紙もまぁベーシックの範疇。 この時代のエキセントリックの中でも、取り分け使い易い個体かなと思います。 こういう服も大切だと思いますが、ビジュアルインパクトが無さ過ぎるのでオンラインじゃ売れづらいか。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:49.5 身幅:51 着丈:73.5 袖丈:24
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1997 AGNES B. Centre-Pompidou Exhibition Sponsored Tee
¥15,500
1997年 開館から20周年を迎えるポンピドゥの改修工事に際して 初めて重い腰を上げる膨大な傑作品群 半ば避難の格好にはなりますが 同年東京現代美術館にて開催されたエキシビジョンで そのコレクションは極東の地を踏みます マティス ピカソ モンドリアンやキリコ マレーヴィチにウォーホル ベーコンまで その身に並ぶ錚々たる面々 その羅列が斜行し捻れゆく着古しは 前オーナーによる芸術への親愛の残り香 そしてそれを支えたのは 同じく芸術を愛する 稀代のフレンチデザイナーズレーベル - 27年前の秋、アニエスベーがポンピドゥセンター展に協賛した時のマーチャンダイズです。 フロントにはアーティストの名前がズラリと並び、その隣にはAgnes本人の筆跡でしょうか、手書きのメッセージプリント。 今尚芸術を深く愛する-そしてそれを行動に移して数多のコラボレーションワークを行うこのデザイナーだからこそ強い説得力を伴う、大きな意義を持つ洋服です。 全体的に軽く着古された良い感じのコンディションです。 Made in - サイズ表記- 肩幅:42 身幅:49 着丈:60 袖丈:26
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LOTTO × DRESSCAMP Graphic Printed Full Mesh Tee
¥9,000
ビブスみたいなフルメッシュ。 レイヤードが前提かと思いきや、普通にTシャツの型紙で作ってる。 素肌に着せようとしている。 流石ドレスキャンプ。 あんまり容赦は無い感じか。 中に何か挟むか、この少し長めの着丈を活かして裾からチラ見せするかの二択。 個人的には、サンプルで組んだようなガサツなカジュアルにしれっと挟み込んで面白い奥行きを作るのが一推し。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:42 身幅:50 着丈:72 袖丈:18
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80-90's BILLABONG Soft_Piles Skipper Zip Polo
¥17,000
古いビラボンのアメリカ個体。 普段は別段頑張って探すレーベルでもありませんけれど、このレンジは意味がありそう。 フリークに向けたヴィンテージです。 同カルチャーのフリークってよりも、ファッションフリークに。 70年代前半に生まれたオーストラリアのサーファーウェアレーベル。 用途に基いてラフに気倒す感じの洋服ですから、状態良いものは勿論のこと、コンディションに目を瞑ってもも現代には殆ど残ってません。 (ボロくてもこの系統ならそれはそれで滅茶苦茶カッコ良いけどね) ボロくても良いところ、奇跡的に綺麗なコンディションで紙タグまで残ったまんまの個体。 同時代は各国で色んなサーフウェアが勃興しました。 アシッドで攻めた色使いや民族由来のモチーフ引用、態と日焼けをさせたようなフェードカラー、ハードに着古したようなストーンウォッシュまで、色んな美意識が乱立し、カジュアルファッションの語彙が爆発的に増加した時代。 そんな中で結構王道を走ったレーベルだと思います。 定番でカッコ良い色組み。 例えるなら戦隊モノのセンターポジション。 本品も、大きな衒い無くシンプルにカッコよく仕上げられてます。 プリントや柄デザインに注力すると使えなくなるのがこのパイル生地。 これらのテキスタイルは、それこそ海から上がったサーファーにタオル感覚で好まれたそうな。 (私サーフィンとは縁が無いので実際のところ分かりませんが、本当に好まれるのか…?暑くないか?) で、派手なプリントとか使えない代わりに裾部分にブランドロゴデザインの刺繍が入ってます。 フロントはジップ仕様のスキッパーポロ。 開けてても閉めてても良い感じ。 閉めた時に気付くんですが、この服襟先の開きがかなり狭いですよね。 開放的なマリンシーンの服だから襟付けても大抵ワイドスプレッドの印象が強い中、ちょっと意外な裏切り。 夏らしいヘラヘラしたペールイエロー。 “軟派”と“優しそう”の中間地点。 Made in USA サイズ表記M 肩幅:51 身幅:61 着丈:66 袖丈:25
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c90's ANGRA (BRAZIL) Graphic Printed Soft_Cotton Tee
¥11,000
ブラジルのバンド《ANGRA》のマーチャンダイズ。 1996年にリリースされた《HOLY LAND》の黒Teeです。 アルバムジャケットに採用されたグラフィックをそのまま乗せたデザイン。 ちなみにこのグラフィック、パッケージングの時点では折り畳まれていて、広げると世界地図になってるんです。 ブラジル中心の世界地図。 この構図もなかなか見かけませんね。 このTシャツに乗ってるプリント部分は、CDパッケージサイズに折り畳んだ後のサイズ。 この時代特有のモチーフ選定の数々。 伝わるかな、90年代のレトロゲームとかこんなテイストが多い気がします。 多分ユーロ製の若干古いHANESボディ。 一般に広く流通するバンTeeよりもずっと滑らかで高級感のある生地が使われてます。 糸の撚り方の話なんですが、「リングスパン」という紡績方法が取られています。 細〜〜〜い繊維を同一方向に並べて撚り合わせる方法。 まぁ一般的にイメージされるそれです。 これに対するもう一つの製法ってのは、そこまで繊維に長さの無い短繊維を用いて、空気の流れで撚りを加えていく方法。 「オープンエンド」ってやつ。 前者はツルっと滑らかに 後者はガサッとワイルドに仕上がります。 どっちにも良さがあるんで ここで特に優劣は語れませんが、アメリカ系のガサっとしたテクスチャが大多数を占めるこのカテゴリにおいてこの“ある種場違いな高級感”ってのはかなり面白い要素だと思います。 コンディションが良いので その流麗な肌触りもより強く感じていただけます。 Made in - (EURO?) サイズ表記L 肩幅:54 身幅:56 着丈:74 袖丈:23 ちなみに私はこういう 過去のマーチャンダイズからそのミュージシャンに辿り着く、みたいなケースがままありまして、このANGRAなんかはそうです。 滅茶苦茶カッコよかったんで、もし良かったら一回聴いてみてください。
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2006s SWAGGER Stencil Print Design Worn_Out Brown Tee
¥6,000
クタクタに着古されたスワッガー。 破れこそないものの 褪せたり型崩れしたり、言っちゃえばザ・古着 って感じのコンディション。 でもフロントのラバープリントだけは滅茶苦茶タフでベッタリ乗っかってる。 ボディの着古し感との不調和。 普通の古着Tシャツと違うのはこういう部分の違和感かな。 良くも悪くも。 鍵はブラウン×ブルーの攻めた配色。 ブラック方面で纏めるとストレートなストリートスタイル。 ブラウンを拾ってコーデュロイのワイドパンツとかで合わせると新鮮な色味のストリートスタイル。 レッドとかイエローとかの主人公カラーを合わせると色遊び大好き芸人。 その辺りの色味と相性良過ぎるからね。仕方ないね。 イメージより大き過ぎないサイズ感も良い感じ。 Made in JAPAN サイズ表記 M 肩幅:45 身幅:51 着丈:75 袖丈:24
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c10's MONTAGE(MTG) Che-Guevalla × Kiss Graphic Worn_Out Tee
¥9,000
mtg表記は12年以降…という記事があったので10'sとしてのご紹介になります。 95年にスタートした日本のニッチなストリートブランド、モンタージュのカットソー。 初期と同じ香りのするセンシティブなモチーフ選定。 チェ・ゲバラにKISSのメイクを施したグラフィックです。 後ろのレイヤーには [THE 1000 FACES] と、正にモンタージュらしいテキストがKISSのイメージカラーで並びます。 どんな意義や意味を見出すか/感じるかは個々人に任せますけれど、《世界で最も顔を知られた人物》として、このレーベルに引用されるに相応しい存在と言えましょう。 興味深いのは背中のバックプリント。 これ何でしょう。 最初の一行が LOVE HATE ですから、まぁ対義語を並べていくのかな、と思っていたら予想と結構違うワードが並ぶでしょう。 最初にLOVEとHATEを用いることで「対義語であること」を示しているのであれば、かなり示唆的なメッセージデザインと取れますね。 カルトの反対がロックで 救いの反対が願い 他にもハッとさせられるものばかり。 Made in - サイズ表記S 肩幅:44 身幅:49 着丈:59 袖丈:17 加工かもしれませんが、程良く着古されてプリントのヒビ割れてきたカッコ良いコンディション。
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OHARA MUSEUM/C.MONET Cracked Art Print Worn Out Tee
¥7,000
大原美術館のモネTeeです。 程よく着古されて、睡蓮にもクラックが入ってきたコンディション。 高尚なアートウェアってよりも ストリート文脈のラフなアウトフィットに畑違いの情緒を違和感無く持ち込めるコネクターポジション。 一枚羽織るようになってから一気にスーパーサブに化ける黒Tee。 サイズ表記S 肩幅:44 身幅:46 着丈:64 袖丈:19
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KRIS VAN ASSCHE Hole_Slit Cutting Slim_Fit Tee
¥12,500
Dior Hommeにおける Kim Jonesの前任。 クリスヴァンアッシュのツイストネックシリーズ。 この人の初期プロダクトでたまにあるデザインボキャブラリで、今のところ弊店のストックとしても幾つか存在を確認できています。 このカットソーでは、カットソーの襟ぐりに必須の極細リブニットのトリミングを“ツイスト”。 意味が分からないと思いますが、無理矢理実現しています。 こんな細かい所を捻らんでも………という気持ちもあり。 縫製が滅茶苦茶めんどくさくなりますからね。 でもその面倒仕様を、アイデアに妥協無く当たり前に美しく仕立ててくる。 軽衣料であろうが製品クオリティが最高。 これ特にデザイナーズレーベルの初期プロダクトでは結構珍しいことだと思います。 ツイストに伴って発生した「あり得ない位置のホール」には是非ネックレス通しましょう。 クリスらしいスリムフィットは着る人選びますから、サイズ合う方は服に選ばれたと思って、是非ご検討ください。 レディースの皆様へもお薦め。 Made in - サイズ表記XS 肩幅:41 身幅:45 着丈:64 袖丈:17
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m90's WAREHOUSE Motorcycle Print C/S
¥19,000
mid90's以前の初期ウェアハウス。 その中でも殊更珍しいフォトプリシリーズ。 これ実はニッチなアメカジ古着が元ネタ。 70年代前後のJCペニー辺りが、こうしたモトクロススナップを前身頃に全面プリントしたトップスを展開してるんです。 割と色んなカットがあるんですが、まさにこの写真と全く同じカットもあります。 それを使い易いサイズバランスで、生地も改良して作り直したデザイン。 なんとこれ鹿の子です。 虎視眈々。 ポロシャツなんかでしか見ない生地なんですが、それにフルプリントってなると本当に珍しい。 なので夏場でもある程度は快適にお楽しみいただけるはず。 普通の服に比べれば。 そんな狙いも重なって、非常にユニークで奥行きのあるビジュアルに着地しています。 現代でも全く新しい服としてお楽しみいただけるはず。 Made in Japan サイズ表記38 肩幅:48 身幅:51 着丈:64 袖丈:20 サイズタグの織りが負けて解け落ちてしまってます。 38と確認出来たので用済みですが、一応セロハンテープでお付けしてお送りします。
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c80's ITALY VTG Ethnic Graphics Border Design Blue Kanoko C/S
¥9,500
普通、ポロシャツでしか見ない生地。 鹿の子 カノコを使ったTee。 ラコステ、フレッドペリー、そしてユニクロ……、兎に角ポロシャツでしか殆ど使われないから、こうしてTシャツが存在するだけで結構新鮮。 この生地はプリントにあまり向きません。 というのは、多くの場合メリットとして語られるこの生地の特性によるもの。 カノコってのは緯の編み地で表目と裏目を縦横交互に組み合わせて凹凸を作る編地です。 この凹凸が肌との接地面積を大きく減らし、更には通気性も生んでくれる、というのが夏向けの大きなアドバンテージ。 涼しいですよね。 で、そうなれば あとはお察しいただけると思います。 そう、プリントが乗りにくいんですね。 生地そのものに細かく凹凸があるので。 そんな訳で、こうした総柄プリントなんてのはあんまり綺麗にプリントされません。 昔のテレビのガビガビ感みたいな低解像度で乗っかります。 そしてそして、このローファイこそが また愛おしいのです。 こうした プレインターネット時代のイタリア古着に求める抜け感、もとい間抜け感。 ただ草臥れただけの着古しTeeでは今一歩抽出し切れない、侘び寂びのラストピースが宿ってるように感じます。 古代メソアメリカか、はたまたアーミッシュ・キルトか、バリエーションに富んだボーダー状配置の幾何学柄デザインも程良いボリューム感で使いやすい。 秋口、ライトアウターと仲良くやってくれる最軽量インナー枠の筆頭。 似た感じのカノコTeeもう一着、緑も出します。 そちらも是非。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:45 身幅:51 着丈:68 袖丈:25
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1980's AMERICAN SYSTEM Fauvism Graphics Rib_Design Tee
¥21,000
Olmes CarrettiによるAmerican System。 80年代半ばから、90年代初頭までだけ展開されたレーベルです。 ベスカンよりも気持ちアシッド。 このカットソーなんて分かりやすいと思います。 どこかプリミティブな出自不明のファンシーな幾何学模様と、フォービズム調の彩色バグのミックスグラフィック。 かなり攻めた要素選びしてますね……。 他に誰が取り扱えるのか。 目がチカチカするギリギリまで尖らせたビジュアルなので 「総柄!うるさい!総柄ガラガラ!」 って感じでシャットアウトしちゃう気持ちも全然分かっちゃう。 僕も割とそっち側ですからね。 その天然拒否反応に勝るだけの突き抜けた独創性を感じられたからセーフって感じ。 この人のデザインって刺繍仕事とかグラフィックデザインとか色使いが魅力だよねってよく語られるですけれど、本当にその通り。 刺繍とか動物モチーフとか封印しての薄物トップスデザインでもこのクオリティで出てくるんだから。 そしてグラフィックや彩色以外、ディテールも凝ってる。 ベスカンでよく使われる凝ったリブ仕事。 スウェットみたいでしょう。 接ぎ目の閂ミシンも入ってる個体です。 ここの色使いもまたエキセントリックで最高。 タグが切られてますけれど、疑いようのないOlmesデザイン。 ここまで突き抜けた物もなかなか出てこないでしょう。 コーディネートし易いかはまた別ですけれど。 Made in - (ITALY) サイズ表記- 肩幅:48 身幅:52 着丈:73 袖丈:28
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e00's DOLCE&GABBANA Moisture Cotton Henry_Neck Tee
¥9,500
とっても上質なコットンで仕立てたベーシックなカットソー。 色味は黒に見えるけど仄かに青い。 Vネックにヘンリーネックを掛け合わせて、襟ぐりと袖口にベージュのトリミング。 ネックレスが映える仕様ですね。 しかもそのレングスに合わせてボタンの開け具合を調節出来る。 なかなか良い仕事をしてくれるんじゃないかな。 ボタンは綺麗に磨かれてるけれど、中身は貝っぽい虹色の乱反射。 細かい部分ですが、良いクオリティです。 このレーベルらしくはない大人しいビジュアルだけど、こうした上質なベーシックも とっても重要なワードローブの一部。 ……あんまり書くこと無いか。これくらいか。 でも多分、貴方が思われるよりも良い肌触りですよ。 是非ジャストサイズで。 Made in ITALY サイズ表記46 肩幅:40 身幅:46 着丈:66 袖丈:17
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1998's NIKE 2-Tone-Pink Ringer Tee
¥9,000
90年代末のNIKEより、 ツートンピンクのリンガーTee。 アメリカらしい、ヘルシーで真っ直ぐなスポーティエッセンスが 普通に残っていた時代のエッセンスです。 ラグラン/スリムフィット/ポジティブカラー って感じで西海岸の開放的なムードを綺麗に拾ってNIKEらしいテイストでパッケージングしたデザイン。 ボディがベビーピンクで ネックラインと袖口にミドルピンク。 トーンを変えての同色並べ、お洒落ですよね。 左右どちらかの胸ではなくセンターにドンと配置したスマートな小文字ロゴのボリュームも良い感じ。 ボリューミーなジュエリーとのレイヤードも面白くなりそう。 夏は一枚で履き古されたバギーデニムと合わせるだけでパーフェクトですし、涼しくなって何か羽織る時もセンターロゴがちゃんと主張してくれます。 冬はシェル系のダウンジャケットのインナーにこれ一枚挟んでのクラブ・カジュアルって感じでしょうか。 レディースのXLなので過激なスキニー&クロップのフィッティングをやる時には物足りないかもしれませんが、その分幅広くデイリーに使いまわせます。 Made in Malaysia サイズ表記XL 身幅:50 着丈:58 裄丈:35
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DMBQ Baby Graphic Boro Worn_Out Tee
¥11,000
日本のバンドDMBQのマーチャンダイズ。 USのボディを使って、センスの良いグラフィックデザイン。 これは完全にビジュアルで選んでます。 音源は後から聴きました。 滅茶苦茶カッコよかったです。 リアルに着古された絶妙なボロコンディションと、画一的な《バンTee》のフォーマットから全然出てこないアンニュイな色味。 緑みの掛かったアッシュブルー。 普通のグレーとは全然違う素晴らしい色彩設計。 そして胎児プリントと DMBQ IS HERE のテキスト。 これそのまま妊婦さんにお薦めする訳じゃなくって、(いやそれでも勿論全然いいんだけれど) 何か腹に秘めてる人 つまり不定期/定期的に作品を生み、世に放つような仕事をしている人にお薦めしたいんです。 愛を持って作る作品は それこそ我が子のようなものですから。 Made in USA サイズ表記S 肩幅:45 身幅:47 着丈:63 袖丈:17
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GENIUS ACCIDENTAL (U.K.) Teddy Bear Print Ash_Green Tee
¥15,500
何度目かのご紹介になります Genius AccidentalのTシャツ。 ピンクの線画で描かれたテディベアと Short Memory の殴り書き。 何かしら示唆していそうなデザイン。 そこはかとなく不安定なバランス。 UKスケートシーンのムード、と言うかINSANEっぽさがありますね。 それはこの尖ったカラーリングからも感じるところ。 グリーンが混ざって明るく濁ったアッシュカラー。 近年のスモーキーカラーの流行/隆興ともまたレンジの違う、そこから数段階明るいトーンのマッディー・アッシュ。 珍しい色味ですよね。 ここにピンク合わせるバランス感覚もとってもお洒落。 折角の宙に浮いた色味ですから、安易に同系色とかブラックとかで纏めに入らず、色味の相性で掛け算するような合わせが楽しい。 あんまりこの店Tee一枚でスタイリングをしないでしょう。 画面が寂しくなるからなんですよね。 Tシャツって型紙で面白い遊びを入れにくいし、グラフィックかカラーリングかの勝負に絞られます。 そんな中で輝くのはこういうやつ。 色味だけで既に強いパワーのあるデザイン。 お得意な方は是非。 Made in U.K. サイズ表記S 肩幅:44 身幅:46 着丈:57 袖丈:16 程良く着古されたリアルな風合い。 着られてる感は薄まりましょう。
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