NEXT 10/5-6 TOKYO
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c10's ARMANI JEANS Drak Navy Cargo Shorts
¥9,500
あんまり古くないアルマーニジーンズのカーゴショーツ。 作りが良いです。 タフな生地、各ポケットの頼もしい補強仕様、太いドローコードと頑丈なコードホール、股ぐりのシームなんかはテンションの掛かる後ろ側だけトリプルステッチ。 ウエスト上端をパイピングして処理する仕様も、レトロなユーロカジュアルを感じてグッド。 真夏に履くなら、もうちょっと軽い生地感のものに軍配が上がるかもしれませんが、その分楽しめる季節は長いと思います。 普通にデイリーに、 ストリートカジュアルに混ぜてお楽しみください。 これぞ「あると助かる服」です。 着用感もコーディネートも楽チンで、 ある程度お洒落してる感もある。 Made in CHINA サイズ表記50 ウエスト:~92 ワタリ:35 股上:31 股下:30 裾幅:25.5
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c90's MASAKI MATSUSHIMA Gazettes Cutting 3D Knee Design Shorts
¥21,000
膝が立体になったパンツ/カッティングアイデアって数あれど、ここまでユニークなものは中々出会えません。 服好きをニヤつかせ パターン好きを頷かせる そんなスペシャルデザイン。 - マサキマツシマのショートスラックスです。 脛丈のショートレングス。 クロップドとするかショートとするか微妙なところ。 生地はステレオタイプな“スーツ性”をわざと強調するようなストライプの織柄。 膝には奇天烈構成のガゼットデザイン。 膝位置に膝蓋骨(しつがいこつ/所謂 膝の皿)の丸みを拾ったような下弦曲線の切り替えが入り、そこに楕円のガゼットを嵌め込み。 切り替え線がカーブしているせいで一気に難しく見えますが、カーゴパンツなんかのマチ付きポケットに置き換えてみると理解が楽です。 あれのポケット底にマチが入ってるやつ。 その底部分がカーブしてるような感じ。 これが大きく開いて膝に一気に立体感を出してくれるという訳です。 言葉じゃムズいな。 まあ写真でどうにか。 ここまで派手にやられると、アクティブウェア文脈のアナトミカルとは全く異なるアイデア大系を感じます。 だってこの生地で膝に90°近い角度を格納する訳でしょう。 それこそ、デスクワーカーの体勢と服装をイメージソースにしたのかな、とか。 スーツは直立姿勢で作られるのに 実際会社でも通勤でも大体座ってるでしょう。 そこへの若干アイロニカルな視線がイメージボードの何処かにあるんじゃないかな。 Made in JAPAN サイズ表記2 ウエスト:75 ワタリ:30 股上:24 股下:46 裾幅:17.5
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90's FERRE JEANS Dark Crimson Cotton Casual Slacks
¥12,500
ちょっと難しい色味の古いカジュアルパンツ。 ジャンフランコ・フェレのカジュアルレーベル、FERRE JEANSからのフックアップです。 アメリカっぽいカジュアルに美意識を見出しつつ、フェレらしいダイナミズムとか小粋なウィットが隠されていて結構好きなライン。 サイズ表記がアメリカ式なのも小粋だな〜〜〜と思いながら見てます。 2タックのベーシックなビジュアル。 ゆとりのあるヒップ周りから適度に絞るソフトテーパードのシルエット。 ナチュラルで使い易いシェイプ。 長めのレングスを裾に少しクッションさせて、野暮ったく楽しむのが今の空気感ですね。 生地はオックスとキャンバスの中間みたいな平織りの生地。 特にこの季節!って感じは無いです。 一年中、どのタイミングでも良いんじゃないかな。 秋冬っぽい、こっくりした色味と相性良いかな〜と思ってたけど、案外それ以外とも良い感じ。 ポジションとしてはチノパンとかワークパンツの位置にあると思います。 肩肘張らないデイリーカジュアルなんだけど、色味でちょっとフックが欲しい時に使うパンツ……みたいなイメージかな。 毎試合出る訳じゃないけど、刺さる相手には滅茶苦茶刺さるスーパーサブみたいな。 …………これで紹介文終わりなんですが、写真は全部ご覧いただけましたでしょうか? 言わなきゃ分からないレベルの小さなウィット、見つけられましたでしょうか。 ウエストベルトの内側部分だけが、同色のヘリンボーンツイルに切り替えられているんです。 私これ気付いた時もうニヤけちゃってニヤけちゃって。 これこれこれ〜〜〜〜〜〜! 大技から小技まで全レンジクオリティ高い〜〜〜! って。 そんな感想文でした。 デッドストック Made in ITALY サイズ表記30 ウエスト:76 ワタリ:35 股上:32 股下:77 裾幅:21
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c90's SOVIET Worn_Out Corduroy Loose_Fit 5P PT
¥12,500
イタリアのカジュアルレーベルSOVIETのコーデュロイパンツ。 普通の5ポケットジーンズ&ボタンフライの型紙で、生地を思い切ってコーデュロイに変更したデザイン。 特にこれといって機転の効いた派手なディテールアイデアがある訳ではありません。 それどころか 多分普通のデニムよりも野暮ったいようなシルエットバランス。 太めのシルエット、深い股上、そのくせ重心高めのヒップパーツ配置。 う〜〜〜〜〜ん いなたい。 これの何が面白いかって モードデザイナー達がジーンズをモードに持ち込んでスタイリッシュにモディファイした一連の流れの全く“外側”にある点。 この時代の5Pのジーンズフォーマットであればもっと細く、股上も浅く、よりスタイリッシュに(当時の語感)ってのが薄ら共通認識として漂ってたんです。 しかしそれを尽く無視して、マイペースにのんびりやるよって感じのムードを作ってる。 ここが個人的なお気に入りポイント。 無理矢理言語化しましたが、これは言葉にならなくっても、履いたら分かる「心地よいゆるさ」の正体なんじゃないかと思います。 各金属パーツは全部オリジナルの刻印入り。 しれっと。 Made in ITALY (GTR) サイズ表記34 ウエスト:82 ワタリ:34 股上:30 股下:78 裾幅:20.5 昔のヘルムートラングのカジュアルレンジなんかを製造してたGTR社の製造です。
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01A/W CHRISTORHE LEMAIRE Adjuster_Zipper Design Solid Slacks
¥15,000
00-01A/WのC.Lemaireより 深いバーガンディのコットンスラックス。 この辺りはまだギリギリ初期に入るんじゃないかな。 入らないとしても、初期の優しいエレガンスとはまた違う尖ったミニマリスムにヒリつける素晴らしい作風だと思います。 ベルトループ無し、股上も浅めに設計した細身のスラックス。 この優美な色味ですから、80年代のレーベルならある程度リラクシングなシルエットでゆとりあるセミバギーを作るでしょう。 そこを裏切る明確な新世紀アティテュードに始まり、ウエスト部分に全く新しいギミックパーツを取り入れています。 それが変形ジップアジャスター。 2つの生地端を務歯金具とスライダーで繋ぐ一般的なファスナーとは違います。 その務歯×スライダーのシステムをヒントに、1列レーンに片爪ジップみたいなスライダーを組み合わせて、ファスナーのように簡単にレングス調整を可能にした非常に珍しいパーツ。 このパンツでは、ベルトの代わりの役割を担っていますね。 片方で大体3~4cm縮められます。 これがウエストに入っているならベルトもベルトループも入りません。 股上が浅かろうが心配ご無用。 左前ではあるものの、サイズ表記は0なので基本的にはレディースへの御推奨になるのですが、サイズ感的に入りそうならメンズにも大変お薦めでございます。 アンニュイなスモーキーカラーと 神経質で縦線の強いスーパーソリッドの組み合わせ。 ルメールならではの軽妙なエスプリを前提に、それがこのモード戦国時代(e00's)のムードと噛み合ったスパークピース。 現在、同時代のフーデッドコートも取扱がございますので、そちらも是非ご覧くださいませ。 Made in FRANCE サイズ表記0 ウエスト:73~66 ワタリ:29 股上:22 股下:69 裾幅:16.5
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L90-e00's A.P.C. Liner Set Sew Design Oiled_Cotton Jeans
¥8,000
イーストバイウエスト時代のAPC。 これは珍品。 オイルドコットンで作る細身の5Pジーンズ。 この素材選びも面白いですが、総合的な目線で見た時の作り込みもまた面白い。 ジーンズなので裏地は基本的に無いんですが、オイルドコットンですから欲しいですよね、裏地。 てことでコットンレーヨンのソフトドリルが裏地として重ねられています。 これパーツ段階で表地と重ねてセットで縫合されてるんですよね。 だからスラックスの裏地とは根本的にシステムが違う。 生地が2枚に重なってるだけで、縫製仕様時代は普通のジーンズと変わってないんです。 こう書くと簡単に聞こえますが、滅茶苦茶縫い難いです。 しかもご丁寧にちゃんと巻き縫いで仕上げてるし。 Osti時代のSTONEでもたまに見かけた縫製仕様。 オイルも相まって、Ostiっぽい凝った生地感と そこに反するAPCらしいスリムシルエット って感じの二律背反。 ちなみに結構細いです。 Made in JAPAN サイズ表記28 ウエスト:65 ワタリ:28 股上:27 股下:77 裾幅:17.5
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c90's MIL-TEC by STRUM Italian Army Heli-Crew Pants
¥15,000
ドイツのシュトルム社が展開したオリジナルレーベル、MIL-TECのオールド個体。 多分設立後間も無い90年代の個体。 さてドイツのレーベルなんですが、物はイタリア軍のパラシュートパンツ。 ポケットフラップ、ウエストのワンタック、ニーパッチ、裾のアジャストジッパーまで。 完璧なトレース。 強いて言えばシルエットが少し太くなってるかな?くらい。 もともと軍物の生産とか再流通とかをやってた会社ですから、この辺りはとっても頼もしいクオリティ。 ジップ開けると普通のワイドストレート。 ジップ閉めると裾ゴムでギュッと締まるからハードなテーパードシルエット。 これがどっちも大変良いシルエットです。 ジャストで履いてもルーズに履いてもカッコ良い。 中肉コットンドリルのヤレ感とオーソドックスなサイズバランス、そしてガシガシ楽に履き回せるタフさ。 既存のイタリア軍放出品でも充分です。 でも僅かに違う特別感も楽しいです。 寧ろ実際のカッコ良さよりも この特別感をこそ楽しみたい方へ向けたパンツって感じさえします。 Made in - サイズ表記L ウエスト:90 ワタリ:34 股上:27 股下:76 裾幅:13-22
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e90's G.VERSACE Design Woven Soft Wool Wide Slacks
¥25,000
凝った織地のアッシュオリーブ。 オリーブといっても色味はひと匙くらい。 グレーの色味と、織り柄による陰影がビジュアルイメージのメインを占めています。 加えて、フロントにはこのレーベルのアイコンとも言えるハードなプリーツワーク。 シャツもセーターも一手にタックインして、見栄えの良いベルトを巻きましょう。 今回のサンプルではユーロランバンのクロコダイルを巻いてます。 同時代のルーズなシャツも。 セーターだって、完全服向けのチャンキー以外ならグチャっと捩じ込んで良いでしょう。 アウター無くても、ブラウジングの加減次第では既に完成した砂時計ラインが出来ますね。 無地と総柄の間、絶妙なパワーバランスの素晴らしいボトムス。 色んなテイストに掛け算要素として馴染んでくれます。 OPTI_Zip Made in ITALY (ALIAS) サイズ表記44 ウエスト:72 ワタリ:33 股上:30 股下:74 裾幅:21
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90-00's OLD REMAKE Graphiti Remake Design Classic Levi's Jeans
¥12,500
カナダ製のボロい501に タトゥーみたいな細かい絵柄。 砂時計部分の塗料は朽ち果ててポロポロ落ちてくるくらいの経年クラック。 右腿と左足首。 この辺りは実際のタトゥーみたいな位置感。 でもヒップにも、ポケットごと埋め尽くすように入る絵柄。 ただの素人リメイクと一括りするにはあまりに絵が上手い。 何かしらのリメイクレーベルではあるのだと思います。 リサーチこそ届きませんが、ベースボディのチョイスから既に良い趣味です。 お上品なテーラードジャケットとかと合わせてみて欲しいかも。 Made in CANADA サイズ表記31×34 ウエスト:76 ワタリ:31 股上:29 股下:85 裾幅:18
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BLU&DAY Navy_Duck Shoe_Cut_Hem Design Work PT
¥24,000
ネイビーダックのマリーナワークパンツ。 ジェノバのマイナーレーベル。 ベルトループあるのに共布の太いサスペンダー付き。 両腿にデカいスクエアポケット。 特徴的なのは裾のデザイン。 ボタン開閉式のマチ付きシューカット。 やっぱりブーツとの兼ね合いが大前提としてあるのでしょうか。 あったとして、そのブーツは中に仕込むのか、それとも裾を巻き込んでブーツインしちゃうのか。 ライダースの袖口みたいな感覚なのかもしれません。 あれって手袋を履いてから、袖口ジップを締めて風をシャットアウトするでしょう。 同じく、このパンツの中にブーツ履いてからボタンを閉めて水をシャットアウトするのかも。 (ただの推論ですから、話半分に御笑納ください) ともあれ、色んな今っぽい要素が見事にフュージョンした奇跡のようなデザイン。 それでいて、あくまで野暮ったさベースなのが堪りません。 Made in ITALY サイズ表記44 ウエスト:78 ワタリ:31 股上:34 股下:77 裾幅:19-26
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80's GIANNI VERSACE Fatty Mélange Flannel 3Tuck Wide Slacks
¥27,000
ちょっと出すの早いかもですが 吐く息が白くなってからの洋服。 冬の砂利道を踏み固めたような 冷たい色味のメランジウール。 色味はクールだけれど、質感はふわりと柔らか。 これだけ情緒に満ちた素晴らしい生地を使っても、やっぱりタックを大量に畳んで広げるヴェルサーチ・シルエットは不変。 ウエストが隠れていても、頭幾つも抜けた生地クオリティとボリューミーなレッグラインが静かに主張します。 スタイリングにズッシリと重心を作ってくれる頼もしい一本。 今だとテック系のシェルジャケットとのバランスメイクが可愛いかな。 ゆるいシャツをタックインしての砂時計シェイプとかも当時っぽくて素敵です。 使いやすい小さめサイズ。 寸法合う方はずっと付き合えると思います。 riri_Zip Made in ITALY サイズ表記44 ウエスト:71 ワタリ:33 股上:30 股下:73 裾幅:19
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'97A/W STONE ISLAND MARINA Secret Layered Corduroy PT
¥21,000
90年代後期。 Paul Harvey氏によるデザイン。 この人の中でも Osti氏引退後の 古き良きいなたさが残る時期。 CPらしい深みのある色調ですね。 さて見た感じ、コーデュロイでジーンズ風の5Pフォーマット、という点以外にはこれと言った特徴が無いように見えますね。 強烈な先進性とアイデアインパクトを求める方々には今ひとつ刺さらないレンジ、という印象もあります。 では この時期の魅力って何でしょう 思うに、-奇天烈なアイデアが隠された、誰にも真似できないハイカジュアル- です。 ベーシックであるのに他者/他社には再現出来ない独創性に守られた洋服。 今回のコーデュロイパンツを例に挙げがてら、このパンツの魅力もご紹介していきます。 1番大きなポイントは生地。 というかその使い方。 この服、仕立て自体はカジュアルな一枚仕立てなんです。ジーンズと同じ感じの。 しかし裏地があるんです。 ……一枚仕立てなのに裏地とはこれ如何に。 実は、シンプルに裏地を表地に重ねて一枚として扱ってるんですね。 通常、総裏仕立てって 「表地で作ったパンツ」 と 「裏地で作ったパンツ」 をそれぞれ作って 最後にそれらを縫い合わせて完成させるんです。 故に縫い代が全て服の内部(表地と裏地の間の空間)に隠れて、身体に当たらないようになる。 しかし このパンツはそれを覆しています。 型紙1パーツの段階で表地と裏地を重ねちゃってる。 裏地があるのに、縫い代が服の裏面に存在している。 縫製難易度で言えば、あわや簡易的とも言えます。 とは言え要所はジーンズと同じく巻き縫いにしているので、生地の厚みや逃げ感的にこれも縫いにくかったりするのかもしれませんが…。 これによって、裏地付きなのにその裏地の縫製強度も滅茶苦茶タフ……という仕上がりに。 所謂アカデミックな縫製とはかけ離れた邪道な仕様ですが、この仕様でしか成し得ない着地というのもあります。 で、 ここからはただの推論なのですが このパンツ、 表地がコットン100のコーデュロイ。 裏地がコットン35ポリエステル65。 (生地はなんだろう、ちょっと分かりませんすみません……。) さて。 その裏地の色味、どうも中途半端じゃないですか? 表地はブラウンなのに、裏地はどうも白っぽいというか……。 思うに、これポリエステルの65%分だけがあまり染まっていないんじゃないですかね。 表地のC100部分と、裏地のC35部分だけが染まっている感じ。 となると、これは一度全部縫い切ってからのガーメントダイ。 そして天然素材部分のみを染色。 深いブラウンはコーデュロイの畝の深さかと思ってましたけど、この変態的な染色による成果物である可能性も大いにあると思います。 どう変態的かって、組成の違う二生地、しかも“ふらし仕様”じゃなく各シームで完全にくっ付いたものを一気に染める訳ですから普通どっちかが縮み過ぎて汚い吊り方をすると思うんです。 となれば 縮率を計算して、どちらかを少し大きめに裁断したものを縫合して、ラストダイで寸法を合わせる……という途轍も無く大変な工程を経ていることになります。 この部分推論なんで、確実にこうである、という説明ではないという点だけ、ご留意くださいね。 普通にジーンズのフォーマットを守りながら、滑らかな裏地を挟んで快適な着用感を作った服……という可能性も全然ありますし。 しかし…… やりかねませんよね、このブランド/デザイナーなら。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:84 ワタリ:35 股上:29 股下:85 裾幅:19 バランス的には程良くルーズなテーパードパンツです。 使用感もほぼ無く、オリジナルレングスなので股下は長め。 サイズ合う方には勿論、適当にクッションさせても凄くカッコ良い。
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'99 A/W STONE ISLAND Secret Layered Corduroy PT
¥21,000
今回ほぼ同じデザインの色違いモデルも入荷してます、90年代後期のストーンアイランド。 Osti氏からHarvey氏にバトンタッチして数年、という辺り。 稲穂のような綺麗なベージュカラー。 こちらも裏地と表地を型紙段階で重ねて縫合した、簡易的総裏仕立て。 ここについての詳細は当ショップの[ブラウンのコーデュロイパンツ]より。 汎用性の高いちょいルーズなテーパード。 この生地だともっと太くってタックが入って…というイメージもありますが、その点スッキリしたデザイン。 コインポケットがとても大きいです。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:83 ワタリ:34 股上:30 股下:83 裾幅:19
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1990's PRADA Waist Design Black Jersey Minimal Slick PT
¥12,500
まだ日本法人出来る前の90年代PRADA。 大体90年代後半だと思います。 テクノロジカルな素材選びとミニマルなビジュアル。 ミウッチャ本人によるY2Kへのアンサービジョン。 特に目立った紹介点は見当たらないのですが、先に謝らなければいけません。 この手のケミカルテキスタイルってアイロン怖いんで、絶対厳重に当て布するのが鉄則なんですが、全体掛け終わってからサイドウエストのクセ皺が気になってしまいまして。 一瞬なら大丈夫やろ!と 当て布無しでほんの一瞬アイロン掛けたんですね。 ダメでした。 本当に一瞬鉄が触れただけで跡が残っちゃいました。 ここまでデリケートかよ……。 と絶望したところです。 そんな訳で、このテクノジャージー仕立てのパンツの左腰には、少しアイロンによるテカリがあります。 角度によって目立ったり目立たなかったりします。 恐れ入りますが、ご留意くださいませ。 さて紹介点が無い、などと先程の私は申しましたが、あれは誤りでした。 このパンツ、ウエストの構築アイデアが飛び切りユニークです。 構造が分かりやすいよう、努めて撮ってみましたが伝わりますでしょうか。 なんかこう、片方(右)のウエストベルトだけがグリっと内側に捻じれたような構造です。 そして内に捻じれた右ベルトの先端が、ウエストの内側を留める天狗持ち出しの役割も兼ねるという、何ともクレバーなアイデアカット。 コスタス・ムルクディスとかで出そうなディテール。 目に付くのはこれくらい。 小さな小さな、なんなら外から見えない途轍も無く些細なディテール1箇所に類稀なる機転を効かせたミニマルデザイン。 私がアイロン失敗したこの生地は ナイロン70 レーヨン24 ラバー6 の厚手ジャージー。 伸縮性に富んでいて、滅茶苦茶履き易い素材です。 普通の綺麗な梳毛ウールとかじゃ確実に出ない、何処か近未来的な質感。 シルエットはプラダらしい癖のないコンパクトなストレート。 合わせる物選ばなさそうですが、アンコンのテーラードジャケットとか、地味なビジュアルのコンパクトブルゾンとか凄くカッコよくなるのでは。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:64 ワタリ:26 股上:22 股下:61 裾幅:18.5
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US_VTG Nallow Shape Boy Scouts Shorts
¥7,000
そこそこ古いボーイスカウトショーツ。 サマーユニフォームという位置付けだと思います。 ノータックのプレーンフロント。 無闇に広げない清潔感のあるナローシルエット。 股ぐりの倒しも控えめ。 ピシッとフォーマル。最早スラックス然とした佇まい。 ラフシモンズのショーツよりも更に細い。 しかも少年性という点で見ても引けを取らないアイテムでしょう。 ルーツ的には真逆の色味をしていますが、フラットに見ると少し共通するムードも感じます。 ちなみにこちらはガチのボーイズレンジです。 成人男性で入る方は殆どいらっしゃらないはず。 レディースへのご提案。 ベルトループが結構広いので、ボリューミーなベルト巻いてタックイン、からのブーツ合わせなんてのが凄く可愛いはず。 ジップもホックもTALON Made in - (USA) サイズ表記- ウエスト:66 ワタリ:27 股上:25 股下:16 裾幅:22
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2003A/W COSTUME NATIONAL Ash_Brown Soft_Moleskin Slim PT
¥11,000
腿から裾まで一切テーパード無し。 ズドンと真っ直ぐ落としたセミバギー。 これ型紙上やってることは所謂「ストレート」なんですけれど、履いて見ると見え方としては「セミフレア」くらいに見えます。 この辺りの認識と意味が個人間で微妙に違うから、たまにシルエットについて「ストレートですか?」とか聞かれると困ってしまう。 ヨウジヤマモトで修行を積んだイタリア人デザイナー“エンニョ・カパサ”率いるCostume Nationalより。 アンニュイなトープのソフトモールスキン。 生地の時点で物凄く良い。 ノータックのプレーンなフロントデザインに合わせてヒップもノーポケット。 生地の風合いでムード作って、細めのストレートバギーでシリアスなベクトルに引っ張って、というミニマルなデザイン。 スキニーパンツほど過剰では無いけれど、ゆるいニットとギャップ作る時や、スリムなトップスとライン揃える時に綺麗に収まるスリムバランス。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:70 ワタリ:26 股上:20 股下:75 裾幅:22.5
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c80's EURO VINTAGE (CIAO) Technical Cut Navy Cotton Drill PT
¥16,000
この時代のイタリアンカジュアルの雄、CIAO。 ハイレンジではOstiやArmaniが持て囃されていましたが、そんなハイカジュアルには収録されないリアルレンジ。 シルエットは、当にこの時代を映すワイド&テーパー。 ドカンと太い。 フロント定型の2タックは、まさかの同位置トゥワイス。 このタックを畳んでいる所だけ生地の厚みが5倍になってますね。 (普通のタックなら3倍) この豪快なカッティングアイデアに合わせてか、重ね縫いしても大丈夫そうな薄手のコットンドリルが選ばれています。 また、このタックの根本はベルトループで叩き縫うのではなく別で閂ステッチが入ってます。 ここのビビッドなグリーンがまた可愛い。 このグリーン閂はタック根本以外にも、ポケット端の補強やヒップダーツの補強、そしてこのパンツのキーディテールの面倒も見ています。 それがフロントボタンフライの変則比翼。 まあこのパンツをご覧いただいた瞬間から、皆様気になられていたのはここでしょう。 デニムパンツの前立てを部分的にくり抜き、そこからは隠れるはずのフロントボタンが一つだけ露見するという格好。 面白いですね。 既にある要素から何も足さずにビジュアルポイントを増やしているという点では引き算のデザインかもしれませんけれど、ここまで大掛かりになるんならもうそれは装飾じゃないかな。 縫製、滅茶苦茶ダルくなるんですよ。 パーツラインから外にせり出すようなカーブはまだマシですが、内に食い破るような内カーブは縫い代が足りなくなって大変。 でもこんな突飛なアイデアも綺麗に縫い切って、叩きステッチと閂ステッチを駆使して丈夫に仕上げてますね。 カジュアルレンジでもこのクオリティですから、やはり当時のこの国の生産クオリティは世を席巻するに相応しい水準にあったのでしょう。 以前からカルテをチェックいただいてるお客様はピンと来ていらっしゃるかも。 そう、これFrank ScozzeseのRedbuttonと同じディテールデザイン。 いやぁ、どっちが先なんですかね。 こんな感じで面白いギミックが光りますが、全体通して見て感じるのは圧倒的なカッコ良さ。 軽やかなドライコットンのギャバジン。 スレ感の似合うネイビー。 タックで大きく膨らむワイドシェイプ。 Made in ITALY サイズ表記52/34 ウエスト:84 ワタリ:39 股上:29 股下:83 裾幅:21 ヒップポケットでも一癖、お茶目なことしてますね。
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MADHECTIC (Early) GI_Belt Docking Sailor_Waist Active Shorts
¥12,500
今尚世界中からの熱視線を集める90-00'sのジャパニーズストリートシーン。 ここのデザイナーズレーベルMAD HECTICから とても面白いショーツが入りました。 ロービットのドット柄を編み地で作り込んだ二重編みのスウェット。 そこにスポーティなポリエステルメッシュのライニングを重ねた構成。 この時点で結構なイレギュラー。 しかし面白いのはウエスト周りのギミックデザイン。 セーラーパンツみたいに 両脇に明きを作ってその隙間にポケットを仕込む構造。 そして、その開閉に選ばれた仕様は超ワイドレンジのベルクロテープ。 左右それぞれ20cmくらいあります。 安定した着用感を確保出来るよう半分の10cmだけ絞ったとしても全体で20cm絞れます。 開閉を楽にするだけじゃない、ウエストレンジすら自由に調節してくれる頼もしい仕様。 もはやベルトじゃないか。 と思ったら、その開閉パーツの先端。 ガチャベルトの先端みたいなメタルエッジ始末と、グラフィックの入ったロゴパッチ。 完全にベルトそのものを踏襲したサンプリング・ドッキング。 滅茶苦茶面白いデザイン。 右腿部分に、ドットの白を隠すような汚れがみられます。 全体的にも着用感のある着古し個体ですが、その他これと言って大きな瑕疵は無く、まだまだ楽しめるコンディションです。 ウエストレンジも広く設計されていますので、是非トライしてみてください。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:84-66 ワタリ:38 股上:39 股下:20 裾幅:31
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80's EURO VINTAGE (EMANUEL) Fatty Gaze_ish Cotton Stripe Wide PT
¥15,500
80年代のイタリアン・カジュアル。 デッドストックで出てくることが極端に少ないレンジですが、こちらデッド。 エマニュエルというレーベル。 甘めの平織りでゆるく織り立てられたコットン生地。 何でしょう、ガーゼをトコトン分厚くしたような柔らかくて少し厚みのあるテキスタイル。 地味なダークネイビーに、極細のチョークストライプ。 アルマーニとイッセイのプランテーションを足して2で割ったような印象。 フォーマットは同時代定番の2タックワイド。 使い易いポジションの一本。 色んなトップスと/シューズと 仲良くやってくれます。 しかしこれもオンライン向けではない服ですね。 より良いスタイリング組む上では必要ですが、パッと分かり易い華がない。 DEAD STOCK Made in ITALY サイズ表記47/33 ウエスト:78 ワタリ:34 股上:30 股下:74 裾幅:20
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90-e00s DYLAN(U.K.) Cotton/Poly Blode Dull_Olive Easy PT
¥11,000
本当よくある名前。 インターネットで出てくるようなDylanとは違うんですが、だからと言って殊更高尚だったり稀少だったりする訳でもない。 なんて事ない、庶民的なUKカジュアルです。 平易なモスグリーンの、平凡なポリコットンブロード。 仕様も簡単。 何処にも明きを設けず、後から絞る想定で広い寸法に頼ったイージーウエスト。 無愛想で素っ気ない、ラフなデザイン。 弊店 色味の凝った服とか 構造の面白い服が多いんですが こういう引き算ポジションも大切な要素ですから並べます。 他の現代服でも量産型古着でも、ある程度は代替可能でしょう。 そんな中でも、ある種不必要なニッチにまで自己満足したい数寄者諸賢へのダル着。 ちなみにここで言うダル着は お洒落のためのダル着。 言うの野暮だけど。 Made in U.K. サイズ表記S ウエスト:94 ワタリ:32 股上:30 股下:71 裾幅:23
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80-e90's Levi's Irregular-Broken Tired Beige Jeans
¥12,500
軽く擦り切れ、裾は汚れ、フロントにも汚れが散ったバッドコンディションの着古し。 多分ちょっと珍しめのリーバイス。 ベージュの501US個体に、奇妙な魔改造が入ってるのかそうじゃないのか。 分かんないんですよね。 お恥ずかしい話、知識の外なんです。 先ず、内タグとレザーパッチのサイズ表記が違います。 これはレザーパッチをよくよく見ると針穴がズレてますから、後付けと分かります。 パッチの位置も変ですしね。 内タグも80-90移行期の、データが極端に少ない時期のもの。 そして私が一番分かんないのは 後ろベルトループの影に隠れるように打たれた使途不明のリベットです。 なんでこんな位置にリベット打ってるんです? 縫い代の重なりポイントを射抜いてる訳でもないから補強用途としても効率は微妙でしょう。 パッチ後付けの時点で、このリベットも誰かのリメイクを疑ったんですけれど、目的が分からない。 これ知らずにデリケートなベルトなんて巻いたらベルトに傷が付きかねないし、見た目には何にも変わらない。 ボタン裏は520番のエルパソ製個体のようですが、勿論こんな個体が出回った記録は見当たらない。 私がコレをフックアップした理由の8割がこの謎リベットです。 遺産の解析/特定が進むにつれ、データに無いイレギュラーの存在感は跳ね上がる。 もし前オーナーが そこまで見据えて一番意味無い位置にリベット打ったってんなら、それはもう特級のメタデザインなんですけれどね。 Made in USA サイズ表記30×34 ウエスト:74 ワタリ:29 股上:28 股下:78 裾幅:18.5
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19A/W MULBERRY Solid_Cut Design Slim Slacks
¥14,000
マルベリーの超ソリッドなスラックス。 シックなダークネイビーのサマーウール。 ストレッチを少し入れて、半分はポリエステルを入れてトコトン軽量化。 股下は浅め。 フロントのタックは無し。 レッグラインも結構細め。 大阪風に言うたら“シュッとしてる”。 ローライズ想定と言えど、ウエスト88から裾幅18へのテーパーですからね。 しかし、このパンツのアティテュードを決定付けるディテールは別で存在します。 それはポケット。 スラックス定番のスラントポケットなんですが、そのスタート地点が凄い。 サイドシームからほんの僅かしか離れてない。 超狭巾の急角度スラントカットなんです。 もうこんなのサイドシームに紛れ込ませてスラッシュポケットにしても一緒でしょうに、それでもこの極狭スラントを選ぶ。 ビジュアルのソリッドネスをこれでもかと加速させる素晴らしいアイデアボキャブラリです。 この手があったか、という気持ち。 そしてローライズを想定してか、ウエストベルトの右サイドに同色のロゴ刺繍。 こんなのベルトしてたら隠れちゃうし、ベルト無しでもまぁまず見えません。 小粋なんてもんじゃない、通り越して大粋。 「シルエットを細くする」 以外にもデザインボキャブラリはまだまだあるのだと強く示す素晴らしいデザイン。 Made in Rumania サイズ表記M ウエスト:88 ワタリ:33 股上:25 股下:79 裾幅:18
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00's ARMANI COLLEZIONI Noble_Gray Wool Wide Slacks
¥13,000
こういうスタイリング組む時に本当に便利。 ゆるいスタイリングを完璧に引き締めてくれる。 ここで言う引き締めってのは ただ単に視覚要素のみを引き締める意味に無い。 「全体的な調和を1ミリも崩さない」という、洋服としてこの上なく贅沢な前提を伴う。 ニュートラルが故のアドバンテージ。 2タック+独立玉縁の定番スラックス。 このウエスト構成があまりにアイコニック過ぎて、ロゴが無くても良い生地でこの仕様であれば先ずはアルマーニが浮かぶ。 印象を過度に左右しないベーシックなセミワイド。 この絶妙なシルエットバランスは、トップスで何か挑戦的なことをする時に必ず受け止めてくれる頼もしさがある。 この極めてニュートラルなグレーもそこに意味合いを同じくする。 本来のハイソな使い方なんてリアリティが無い。 オリジナルファッションを組み上げる時のいちエッセンスとして、是非フラットに見つめ直してみてください。 Made in - サイズ表記50/R ウエスト:84 ワタリ:37 股上:32 股下:76 裾幅:22
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L90-e00's GIORGIO ARMANI CLZ. Diagonal_Woven Heavy_Textile Wide Slacks
¥22,000
ARMANI COLLEZIONI じゃなく GIORGIO ARMANI COLLEZIONI の表記。 COLLEZIONIラインの設立初期みたいな感じかなと見てます。 斜め方向のディアゴナルストライプを織り成した厚めのウール地。 ウールとは言ったものの、組成表記が無いです。 実際は多分レーヨンが結構入ってそう。 細長い繊維をギュッと強く撚り合わせての甘織りって感じでしょうか、厚いっちゃ厚いけどコシがあって尚且つテロテロの素晴らしい生地です。 これぞアルマーニ! って感じの完成された雛形。 生地のクオリティだけで必要分だけ静かに語る美しい佇まい。 メンズの最小サイズ、しかも綺麗なコンディション。 この条件が如何に希少か……。 申し訳無いですがお値段に反映させてます。 マイサイズの皆様、どうぞよろしくお願い致します。 Made in - (ITALY?) GRUPPO G.F.T サイズ表記44/R ウエスト:70 ワタリ:34 股上:31 股下:80 裾幅:21
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