12/6-7-8 TOKYO
1/3-6 OSAKA
Dig forever
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e2000's DIESEL 【ICE CRUSADERS】Leather Plate Belt
¥12,500
日本法人が出来たばかりの頃のDieselより。 “アメリカン・テイストをイタリア視点で” ってのは2000年以前のレトロ・レンジから共通してるんですが、これくらいのレンジから少しずつソリッドな味付けになってきます。 ウエスタン風味のエイジングレザーと、石碑チックなビジュアルに仕上げられた大振りなプレートバックル。 レザーだけで仕立てられたバックルを、裏付けのメタルプレートが支える構成。 ビジュアルとしては 《THE RETURN OF THE ICE-CRUSADERS》 ってのが主題に据えられてます。 触りだけでも調べてみますと、1242年の十字軍とノヴゴロド軍の戦い……? (世界史は苦手です) これをDieselが引用する流れも説明出来そうにありませんし、この辺りはふわっとしたままにしておきます。 後のD&GやD2なんかが様々なテイストミックスのもと、このテイストに迎合していくのが2000年以降の流れ。 ベルトループの太いパンツに合わせて、この2000'sエッセンスごとミックスしてお楽しみください。 Made in ITALY サイズ表記80/32 ウエスト:80-90 ベルト巾:4.1
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e2000's DIESEL Leather×Metal Curving Buckle Belt
¥11,000
日本法人が出来たばかりの頃のDieselより。 “アメリカン・テイストをイタリア視点で” ってのは2000年以前のレトロ・レンジから共通してるんですが、これくらいのレンジから少しずつソリッドな味付けになってきます。 ウエスタン風味のエイジングレザーと、石碑チックなビジュアルに仕上げられた大振りなプレートバックル。 今回3本纏めてご紹介しますが、こちらはレザーバックルの中に鉄板を仕込んだ構成。 表面には不可解なグラフィックの彫刻。 中心に左手、周りを草花や色んなモチーフが取り囲む構図。 宗教画っぽいエッセンスが仄かに香ります。 アメリカらしいウエスタンカルチャーとか、白頭鷲とか彫るのかと思いきや、どうも毛色が違う。 文化を深堀していくと結局宗教にぶち当たる、というのは往々にしてある流れですね……。 ぱっと見は不具合ありませんが、穴が内側に一個増設されていたり、バックル内側のタグ縫い付け系が解れかけていたり、と 若干のマイナスポイントもあり。 ともあれ普通に使えるコンディションではあります。 そろそろこんなエッセンスも新感覚の材料になってくれそう。 Made in ITALY サイズ表記90 ウエスト:83-96 ベルト巾:4.1 ベルト穴一個増設 タグ取れかけ
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e2000's DIESEL Tied_Hook Buckle Design Leather Belt
¥16,000
今回3本纏めてご紹介する2000年代初頭のDiesel。 アメリカらしいタフなレザー使いを前提に、ミクロからマクロまで、デザイナーズならではの遊びが効いている物を選んでいます。 これは特に面白いです。 レザーを紐みたいに見立てて結び目を作り、それをゴツい金具で無理矢理固定し、それ自体をバックルに昇華したデザイン。 何が凄いって、この柔軟な遊びを馬鹿みたいに分厚いレザーでやってるってところ。 馬具みたいな重厚感。 80年代のレトロ・カジュアルから続く「アメリカン・エッセンスのツイスト」。 そのearly-2000's地点。 結び目を固定するリベット打つ時にタグ類も裏面にくっ付けて打ち抜いてるのも賢い……。 Made in ITALY サイズ表記80 ウエスト:76-86 ベルト巾:39
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2000's TIMBERLAND Charms×Chains Decoration Design Nubuck Leather Boots
¥21,000
SOLD OUT
薩摩芋の紫に少し赤みを足したような色味。 ティンバーランド定番のイエローヌバックを全然違う色で作り替えたエンジニアブーツ。 数箇所に廃されたループにキッチュなモチーフが連なったオリジナルチェーンを通したデザイン。 チャラい。 筒部分は折り返しを前提にしているので裏面に柄が入ってます。 そのまんま使っても良いし、折り返すために柔らかく舐めされた革質を逆手に取って、パンツの裾みたいにクッションさせるのも最高に今っぽい。 このレーベルの根幹にあるラギッドエッセンスと、時代を映すマクブリンの息吹。 何でも混ぜりゃ良いって話でもないんですが、コレは途轍も無く面白いことになってます。 カッコ良いのに可愛い。 可愛いのにカッコ良い。 ダサいのに新しい。 懐かしいのに鋭い。 Made in CHINA サイズ表記8E 状態非常に綺麗です。
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90's ARCHDOOM Square-Nose Frap-Top Cutting Shoes
¥70,000
ロングノーズにスクエアトゥ。 アッパーをそのままフロントフラップに仕立て上げ、その広いフラップをカバーするべく、更に広いレースピッチを設けるというクレイジーデザイン。 底抜けに奇抜な組み合わせ。 知らない深海魚に出会った時の感覚。 この禍々しいまでのエネルギー、現在も最前線を駆け抜けるこのレーベルのオリジンはシューズにあったと痛感するに十二分でしょう。 Mihara Yasuhiroがスタートする前の、草案とも言える幻のレーベル。 10年以上前に少しの間復活した履歴もありますが、恐らく96年当時のオリジナルピース。 こんなの世に出て来ません。 Made in - (JAPAN) サイズ表記:37&1/2 23.5~24.0 ソールに少し歩行履歴がありますが、全体的に非常に良いコンディションです。
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VIRGINIA Full Harako Leather Tech_Moc Boots
¥40,000
昔Nikeでも似たようなモックシリーズが存在しましたね。 こちらも本筋には似たような美意識を感じます。 オールハラコレザーのモックブーツ。 このネジの外れ方というか、一歩を踏み越えるセンスが最高。 皮革産業の中でも極めて特殊な位置にあるマテリアル、ハラコレザーを使ってのテクノスタイル。 ハラコ使うなら華やかなドレスブーツとかバッグにしたいところ、 モックブーツなら相応のテクノマテリアルを使いそうなところ、 裏切りエッセンス同士の奇跡的マッチ。 先日一足ご紹介した、日本のマイナーレーベルです。 (今回(11月回)のポップアップにて一気にお披露目するつもりだったんですけれど、一足は先走ってしまいました。) Made in Portugal サイズ表記41
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VIRGINIA Leopard Pattern Harako Leather Mock Boots
¥28,000
日本の商社がコッソリやってたマイナーレーベル。 Virginia、なんて名前ですが全然日本。 ヨーロッパ製造の物が多いですが、企画自体は日本。 偶にキレキレの飛ばしたデザインがあります。 これなんてのは、正にその一つ。 レオパードパターンのハラコレザーで作ったテクノテイストのモックブーツ。 NIKE以外でこんなのがあるなんて。 足首に通されたコードは、ビジュアルにテクノエッセンスをミックスしてくれるだけでなく、実際にフィット感を補助します。 これに関しては、「実はこんな面白いディテールが……」みたいな紹介の仕方じゃありません。 こんな面白い物が存在するんです。 良いでしょう。素敵でしょう。 これに尽きる。 秋冬のスカートやショーツスタイルが滅茶苦茶楽しくなりますし、パンツの裾を突っ込んでもカッコ良い。 アウターに重さやシリアスさが出て来てからの季節にこそ活躍すると思います。 Made in - サイズ表記42
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FUNNY Leopard_Harako Mix Crazy Design Moccasins
¥25,500
今回の大阪ポップアップで幾つか纏めて用意しているクレイジーシューズ。 日本の老舗ウエスタンウェアメーカー、FUNNYによるファニーなオリジナル・モカシン。 こんなの探してました。 スエードボディにレオパード柄のハラコレザーのレイヤード、そしてクラシカルな製法から来るユニークなディテールメイク。 奇天烈なのに温かい。 これはKOMODOに通ずるプリミティビティと、ある意味俗っぽいキッチュなカラーセンス。 丁寧に言うと このルーツからこそ出て来る素朴な独創性と、でもこのルーツからは出てこない享楽的な色組み。 ここがミックスされている妙味。 「ありそうで無い」、、、 いやそんなもんじゃ無い。 「あったらいいな、ある訳無いけど」まである。 こんな、歴史のバグみたいなピースを探してネパールとか東南アジアとか、色々守備範囲を拡げていましたがネイティブ・アメリカンのトラディショナルを忘れていました。 現代カジュアルにぶち込んで、名前通りファニーに楽しみましょう。 レディースにはFunnyを メンズにはVirginiaを 推してます。 足が入る方は是非。 サイズ表記6 23.5~24.0cm
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FUNNY Baby-Pink×Harako Mix Design Moccasins
¥27,000
日本の老舗ウエスタンウェアメーカー、FUNNYによるファニーなオリジナル・モカシン。 こんなの探してました。 ツートンカラーのハラコにベビーピンクのレザーでレイヤード。 しかも真っ赤なスエードレザーの靴紐やメタルコンチョが素材のコントラストも炸裂させる。 なんだこのビジュアルセンスは。 KOMODOに通ずるプリミティビティと、ある意味俗っぽいキッチュなカラーセンス。 丁寧に言うと このルーツからこそ出て来る素朴な独創性と、このルーツからは出てこない享楽的な色組み。 ここがミックスされている妙味。 「ありそうで無い」、 いやそんなもんじゃ無い。 「あったらいいな、ある訳無いけど」まである。 こんな、歴史のバグみたいなピースを探してネパールとか東南アジアとか、色々守備範囲を拡げていましたがネイティブ・アメリカンのトラディショナルを忘れていました。 現代カジュアルにぶち込んで、名前通りファニーに楽しみましょう。 足が入る方は是非。 付属品はありませんが、ほぼデッドストックと言えそうなミントコンディション。 サイズ表記- アウトソール25 大体24cmの足へ。
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c80's MIKIHOUSE MEN'S Purple Body Classic Varsity JKT
¥11,000
昔のミキハウスのメンズ服。 ぽてっとしたスタジャン。 子供服みたいなデザインのまんま、大人の男性のサイジングに拡大したようなビジュアル。 強いて言えば装飾感覚が控えめか。 背中は一色使いのアーチテキスト、フロントはワッペンを一つドカンと配置。 まぁオーセンティック。 おもちゃ箱みたいにガチャガチャした世界まで行かず、しかしモノトーンまで大人しくもない。 絶妙なパープル。 子供に着せるには地味だけど 大人が着るにはちょっとポップ。 良く言えばニッチであり 容赦無く言えば「誰が着んねん」。 大人っぽい服もフラットに使って、色とか素材とかで真っ向勝負しながら色んな合わせを試してみてください。 ポップで簡単な服に見えるんだけど、いざ着ようと思うと繊細なバランス感覚が要る服だなぁとしみじみ。 Made in JAPAN サイズ表記M 身幅:63 着丈:66 裄丈:83 大きな傷/汚れはありませんが、軽微な汚れはチラホラ。 ヴィンテージジャケットって感覚でよろしくお願いします。
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ASSETS LONDON Loop_Rib Design Box_Body Jumper
¥15,500
アセット。 アセッツ か? 「資産」とかの意味があります。 投資とかの世界でよく使われる語彙ですね。 そんな意味合いとは真逆の、朴訥で情緒的なメランジニット。 全然ギラギラしてないし、都会的なビジネスエッセンスとは縁が無さそうなビジュアル。 - 毛並みの綺麗な大型犬をゆうに室内飼い出来る広いリビング、暖炉もありましょう、デザイナーズチェアに深く腰掛けるのは、一頻りサバイブし終えた実業家か。 起き抜け、サンスペルの肌着を着替えてやおら着込むジャンパー。 そ〜んな、ゴールみたいな生活は浮かんできますね。 なんて輝かしい。 ピシッと折り返すこともない、中途半端な高さ/ゆるさのハイネック。 Tシャツみたいに垂直な袖付け。 夕暮れを描いたような奥ゆかしい暖色のメランジボーダー。 極め付けには、変則的に編み地を浮かせたループニッティング。 部分的に糸の渡りを広げて“編み”を放棄するテクニック。 ここだけ部分的に透けてると言うか、指がするする通ります。 (引っ掛けないようにご注意) これら全てを統括する、余裕に満ちた美意識。 一枚でゆるっと着てもサマになる編み物としてのパワー/美しさがあります。 でも冷え込んできた時に色々レイヤードで楽しむ時分にこそ真価を発揮してくれるベースウェア。 中途半端なハイネックとちょっと長めの裾が、良い仕事をする。 ウールも入ってるけどコットンベースだから暑くなり過ぎないのもこの時代に嬉しい。 Made in U.K. サイズ表記L 肩幅:54 身幅:53 着丈:70 袖丈:56 裄丈:83
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c80's AGNES B. HOMME Full Leather Tailored Soft Gilet
¥14,000
古いベーオムのレザーベスト。 美しい彫刻が入った5ボタン。 ベストってよりはジレって感じの雛形ですが、背面が裏地じゃなくフルレザーで作られてて、身頃も結構広めに組まれてるので良い感じ。 ある程度コシがあって、でもちゃんとテロっと柔らかいレザー。 コンディションも品質も素晴らしいですし、捻ったレイヤード遊びには最高のイレギュラーピースになると思います。 コロンビアとかノースフェイスとか、 ちょっとゴツめのシェルジャケットの上から重ねるとカッコ良いです。 今回みたいにライダースの上からってのも面白い。 ただウエスタンシャツとかに重ねちゃったりするとあまりにコスプレかも。 やや扱いの難しい じゃじゃ馬です。 Made in FRANCE サイズ表記2 肩幅:(34) 身幅:50 着丈:56
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VINTAGE Pantograph_System Chain_Mail Mini Bag
¥11,000
古いパーティバッグに稀に見られるユニークなオープンシステム。 正式名称が分かりませんが、機構としては【パンタグラフ】ってのが近いと思います。 装飾と実効を兼ねる金具組みの上に付属のメタルキャップ。 パチっと小気味よく閉まります。 この手のバッグは本品のようにチェーンメイル(鎖帷子)で作られる物が多いです。 その鎖帷子の一枚一枚に細かく色付けをしてモザイクアートを作ったデザイン。 これって編み地の一つ一つに色替えを入れて柄を作るニットワークに似ていますね。 ざっくり言えば【どうぶつの森】のマイデザインと同じピクセルアート。 そうして作られるのは、これまたフェアアイル・セーターみたいなモチーフミックスの幾何学模様。 こんな華やかな情緒と、今やロストテクノロジーと化しつつあるメタルバッグ。 財布もスマホも入りません。 完全なパーティ用。 本当にリップ一本だけ入れて使う、なんてのもカッコよくって痺れますけれど、今ならカラビナとか使ってメインバッグにキーホルダー感覚で付けちゃうのも可愛いんじゃないかな。 Made in - タグ無し
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FRANK DANIEL (ITALY) Wine_Red Harako Leather Bag
¥12,500
ワインレッドのハラコレザー。 イタリア製のマイナーレーベル。 バケットバッグみたいな感じのバランスです。 割とマチとか広くてバケツみたいなビジュアル。 見た目は小さいけど奥行きがあるので意外と手荷物が入ります。 そして裏地作ってないからその作りの良さが丸見え。 レザーを縫い合わせた後の分厚い縫い代も綺麗にパイピングして包んでます。 中心部分のシームは縫い代広めに取って大きく縫い代折り返し。 で、その大きく折り返した縫い代を留めるべく選んだ小道具は、夥しい量の極小アイレット。 面白い発想だ。 絶妙なミニマルパンクって感じのビジュアルエッセンスと、製造合理の噛み合わせ。 ナイスデザイン。 内側のセパレートポケットもレザー。 ツルツルの上質なクレバースムースレザーが使われています。 夏にギャップポイントとしてサラッと持っとくと可愛い。 冬に持つのも、ボリューミーなアウターとの対比が効いて可愛いはず。 Made in ITALY サイズ概寸21×20 マチ9
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2000-10's MOLINEL (EU) Technical Cutting Utility Work JKT
¥12,500
フランスの老舗ワークウェアレーベルの現在地点。 近年モノのmolinelです。 アイコニックなフレンチワークの記号なんてもう何も残っていません。 企画はフランスですが、製造もベトナム。 普段の温故知新の文脈ってよりも、新しいエッセンスを接種する狙いでのフックアップです。 確かに、実際労働に向いてるのってこういう服じゃないですか。 胸ポケットにはボタンが付いているべきだし、ポケットなんてデカければデカいほど良い。 腕の可動域だって、製図の如何でこうも広がってくれる。 古き良きフレンチワークの情緒とは全く別の文脈と相成っていますけれど、じゃあこれが情緒に欠ける野暮天かと言うと私はそうは思わない。 工場に馴染むグレーメインの色組み、アクセントに映えるビビッドカラーのセクションスイッチ、沢山の機能的ディテールを強調するカラーステッチの五月雨。 機能と属性を突き詰めた所にあるこれは、ともすればテクノロジカルなプリント基盤の如く様相を垣間見せる。 そしてその根本に存在するのは、ゲームボーイアドバンスやゲームキューブのスケルトンモデルに感じたトキメキ。 ステッチは電子回路。 工場のグレーは基板のグリーン。 かなりのオーバーサイズですが、レディースへもお薦め。 Gジャンやレザージャケットでギャップを作る所、定型崩しの一手に如何でしょう。 Made in Vietnam サイズ表記2XL 身幅:71 着丈:70 裄丈:94
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AQUASCUTUM (OLD) Leather×Textiles Combi Design Belt
¥12,500
古いアクアスキュータムのフランス製ベルト。 かなり珍しい個体です。 ブラウンのファブリックセクションと、明るいベージュレザーパーツとの切り返し構成。 同レーベルらしい色組み。 バックルに多少の使用感こそあれど、そのバックルを丁寧に革張りで仕立てた美しい仕事です。 ちなみにテキスタイルセクションは少し伸縮性があります。 ニットで出来ているってよりも、多少伸びる生地の中に丈夫なストレッチ芯材が入っているような感覚。 既存のレザーベルトじゃ食べ過ぎた時に苦しいですが、このベルトはその辺り多少融通してくれそうです。 ウエストレンジは大きめ。 穴が増やせないので合う方は是非。 Made in FRANCE サイズ表記95/38 ウエスト:90.5-100 ベルト巾:2.8
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VIRGINIA Wool-Chamois Switched Short Leather Boots
¥32,000
日本のとある商社がコッソリやってたマイナーレーベル。 これに関しては海外で探しても殆ど出て来ないでしょう。 滅茶苦茶良いビジュアル。 ペコスブーツ、もといローパーブーツをベースに、一部を布帛で切替。 これがシャモア調に毛羽立たせたウール地というチョイス。 厚みのないメルトン、みたいな感じ。 武骨なブーツにこの生地選定、センスが良過ぎる。 こんなの、ベーシックなグレーのなんてことないスラックスを突っ込むだけで一気に最高に可愛くなるじゃない。 ソールもスニーカーソールで軽快に歩けるし。 「グレーのスラックス」 というボトムスが定番として固まり過ぎているが故に、そのコンサバティブなイメージが呼び水に化ける。 今にこそ光を当てたい素晴らしいデザイン。 Made in Portugal サイズ表記40 インソール:26.5
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e00's SUICEYED by B.SHARPE Offset-Front Design Tankers JKT
¥32,500
先日のポップアップから展開したストリートシーンへのファッションデザイナーの参入。 70年代から80年代にかけて顕著に見られたこの潮流、各国で様々な美学が乱立しましたが、U.K.にて台頭したのがDuffer。 このDufferの創設メンバーの1人であるBarrie Sharpeが展開したオリジナルレーベルの一つ、SUICEYEDのタンカース。 最初のオリジナルレーベルであるSHARPEYEは知名度がありますが、こっちは幾分マイナーでしょう。 骨組みはタンカースだけれど、味付けはフライトジャケット寄り。 面白いジャケットです。 左腕にはシガーポケット、両脇腹には計器類のコードを束ねるループタブも付きます。 一見は、デザイナーズカジュアルに頻出するような「既存コードのミックス」系のデザイン。 ミリタリ由来だと尚更良く見ますね。 同氏の古巣であるDufferでも数多く発明されました。 しかしそれだけじゃどうも腑に落ち切らない違和感。 なんか変でしょう、このジャケット。 どうにも気持ち悪い。 多分几帳面な人ほど感じてるはず。 この違和感の正体は【正中線のオフセット】。 フロントのド真ん中を通るべきジップが微妙に左にズレて設計されてる。 ダブルブレストと呼ぶにはあまりに微細な、一摘みのアシンメトリー。 前を開けてラフに羽織ってる時には気付かないけれど、前を閉めてタンカース然とした着こなしをすれば途端に立ち上る悪戯の香り。 あとこれもDuffer時代からの話なんですが、リブパーツの一部に布帛を挟むんですよね。 この服だと[袖口]のそれが1番顕著でしょう。 全然意味無い位置に、ボディと同じ生地の短冊が挟まれてます。 ここだけ伸びません。 別にコレによって縫製工程の効率化に繋がったり、ディテールの堅牢度が上がる訳でもありません。 思うに、これはDufferでの発明の残り香ではないかと。 発明? そう。 袖口の次は首元に視線を移してください。 タンカースジャケット特有のリブニットでのスタンドカラーです。 本来、身頃からこのリブニット部分までぶっ続けでズバッとメタルファスナーが走るのがタンカースジャケット。 しかしこのジャケットは、不安定なニット生地にファスナーを走らせることで生まれるファスナー噛みのリスクを徹底的に排除してる。 ファスナーに接する位置だけを身頃同生地の布帛で切り替えてる。 これでファスナーはグッと噛みにくくなる。 コレ見た時には「確かに!」と膝を打ちました。別に打ってませんけど。 このディテールコード自体は昔のDuffer時代から見られたディテールなんですが、当時ももしかしたらB.Sharpe氏が発明したのかもしれませんね。 こんな感じ。 誰も彼もを誘目する派手なインパクトなんて眼中に無く、ニッチで閉鎖的な、でも分かるヤツらをニヤつかせるミニマルなウィットデザイン。 たまらなく趣味が良いと思います。 裏地は滑りの良いナイロンサテン。 元ネタが寒冷地用のジャケットなので、こちらも中綿入り。 大きな傷や不具合はありませんが、背中にスプラッシュ状の薄汚れがありますから、ここだけご留意ください。 Made in U.K. riri_Zips サイズ表記S 肩幅:50 身幅:62 着丈:62 袖丈:68
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80's AMERICAN SYSTEM Soft_Contrasted Color Wide-Body SW
¥14,000
イタリアのレトロ・カジュアルを軸とした今季の浮世離れしたカジュアル。 その骨組みとして無くてはならないOlmes Carretti氏のクリエイション。 そろそろ耳タコでしょうから、沿革は端折りますね。 こちらは推理の材料になり得る装飾を減らして、極限までアメリカ古着に擬態させたフィクション・ビジョン。 杢糸のライトグレーに、淡いひよこイエローの色組み。 締まりの無いゆるいムード。 でも、申し訳程度のホワイトラインが、申し訳程度であると言うのになかなかどうして良いアクセントになってる。 そして生地もスウェットのくせに随分華奢で弱々しい。 案の定、袖口なんかは少し擦り切れも見られますね。 80-90年代のボディメーカーが作ったタフなUSスウェットとは全く違うテクスチャ。 アメリカ古着のタフな印象をイタリア流に柔らかくモディファイしたデザイン。 であると同時に、同氏らが影響を受けた40-50'sのUSスウェットにも近いのかなと感じます。 あの辺りも異様に柔らかいですからね。 さて、横に長いゆるゆるの型紙も然ることながら、袖付けもまたユニークです。 スウェットシャツってのは運動着ですから、極限まで動き易くしたカジュアルな袖付けが基本です。 Tシャツみたいな感じ。 袖山に傾斜を殆ど設けない、平面的な袖製図。 その文脈を踏まえて見てみると、このスウェットはそのカジュアリズムを更に過激に増強しているように見えます。 どう言うことかって、垂直を超えてるんですよ。 「T」どころか、「Y」に近付こうとするような、最早ちょっと上向に着いた袖。 テーラードジャケットなんかのフォーマルな服は袖が下向くように付きましょう。 それの真逆です。 コレを分厚くて硬い生地で作ってたら着心地悪いだろうな……弱々しいスウェットだからこそ許されるオーバー・カジュアル。 是非ハイコンテクストな遊び感覚でお楽しみください。 ハイコンテクストであるくせに、見た目は普通なので色んな服と普通に合います。 Made in ITALY サイズ表記- 肩幅:55 身幅:63 着丈:59 袖丈:52 裄丈:80
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80-90's C.P.COMPANY (Lic.) Tired_Yellow Unique Cuttrng Slacks
¥15,000
昔の日本で展開されたCPのライセンスプロダクト。 基本的にはパスするレンジです。 玉石混淆とも言えないほどには石が多いですからね……。 だから、ごく偶にこうしてフックアップするライセンスのCPってのは言わば砂金。 彩度の落ちたマスタードイエロー ……いや、そもそもマスタードに彩度なんてあんまり無いな。 そもそも ちょっと燻んだ感じを前提に、その色をそう呼称するんじゃないか。 OK、マスタードイエローです。 -の、草臥れたコットンドリル。 タグも同色にほんのり色付いてるからガーメントダイでしょう。 フロントは1タック、サイドウエストには生地を良く掴む機構の、頑強なアジャスターベルト。 ポケットは直線と見せかけて下半分に若干量のカーブを付けた絶妙なラインのスラントポケット。 特にヘルムートラングがよく使ったライン取りですね。 丸っこい持ち出しと、深いタックの影に隠れるように設計された右腰のコインポケットが可愛い。 お洒落なウィット。嫉妬しちゃう。 そしてこの服、シルエットが素晴らしく良い。 レッグラインを細身にしてる訳では無いけど、縦方向への流れを強調したピリッとした佇まい。 入れば滅茶苦茶カッコ良いですが、多分レディースなのでウエストは結構細め。 人を選びますが、細身の方なら通年洒脱に楽しめると思います。 裾は直しちゃっても良いでしょう。 Made in JAPAN サイズ表記42 ウエスト:68 ワタリ:34 股上:29 股下:81 裾幅:21
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1998's NIKE ACG Turquoise Blue Fleece Vest
¥16,000
完全に色勝ち。 ターコイズブルーのポーラテック。 滅茶苦茶良い色。 滅茶苦茶良い色だけれど、これでフルレングスだと案外飽きが早かったりするから、ベストで丁度良いかも。 ジップ破損無しの生き残り個体。 あんまり書く事無いというか、その魅力に多くの人が気付いている服。 でもそれでも書き残しておかなきゃいけないのは、前端裏の持ち出しデザインについて。 黒のフリースセクションの上から同じく黒で太巾の綾テープを重ねて、フリースの毛足がジップに噛まないようにする配慮。 最高。 これぞデザイン。 Made in - サイズ表記M 肩幅:(50) 身幅:54 着丈:67
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c80's GERMANY VTG Technical Cut Faded Yellow Ex_Wide PT
¥14,000
80年代頃のドイツ古着。 この国の服って、いつの時代も周りのファッション大国とちょっとズレてるんですけれど、これはちょっと例外かも。 いやまぁちょっとはズレてるけど、ここまで陽気な服はなかなか珍しい。 同時代のイタリアで出てきそうなポップルック。 3本タック入れて、ユニークなベルトループ。 あなたベルサーチみたいね。 ポケット周りなんて、とってもユニークなカッティングが入ってる。 サイドシームとポケットを分離させて、中途半端な位置に無理矢理スラントポケット。 これなかなか奇抜です。 こんな型紙システムを根本から弄くるような遊び、ジルボーとかしかやらないでしょう。 加えて、レッグライン中心に一本ズドンと縦シーム入れてますが、それでも尚横方向への広がりやボリューム感に目が行くワイドシルエット。 バランスもルーズですけれど、実際のサイズ感もかなりルーズでオーバー。 後記の寸法ご覧いただきたいんですが、滅茶苦茶大きいです。 でもなんと、これでレディース企画。 恰幅の良いご婦人がお召しでいらしたのでしょうかね。 改めて、これでドイツってのがなかなかイメージ付かない。 これでレディースってんなら、アメリカ古着っぽさすらある。 ビジュアルパワーの次に、こうした珍しくて面白い立ち位置が付加価値ではありますが、それでもここまでの一切を無視して、ギュッと縛ってラフに履き熟していただきたい。 Made in - サイズ表記46(Women) ウエスト:90 ワタリ:40 股上:36 股下:73 裾幅:20 黄色い服はiPhoneカメラとの相性が滅茶苦茶悪い。 色味が全く綺麗に撮れませんが、自然光下でのトルソー写真は正しい色で撮れてます。
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ETRAK1.5
¥2,000
SOLD OUT
表紙類除き全24P。 少しだけ試し読み感覚でOPENしています。 去し10/5-6のポップアップストアでは 沢山のご来店/お買い物 誠にありがとうございました。 初日は好天に恵まれませんでしたが、ようやく何か羽織れるような涼しい秋を感じる温度感でしたね。 件のポップアップでは 80年代、ファッションデザイナーによるカッティングエッジやコードプレイがストリートファッションに台頭してきた頃の熱狂を本筋に据えました。 イッセイミヤケによる81年のプランテーション政策により決定付けられたハイファッションの市民化。 そこと時を同じくして発生した「憧れの再現」を起点とするデザイン大系。 この2軸により生まれた激動は、ストリートからハイファッションまでを大きく揺るがし、後に続く90'sの反面教師とも相成りました。 この辺りの流れと道筋を、ほんの少しだけですが可視化すべく副読本的に作成/配置した小冊子が ETRAK1.5 であります。 これはお買い物をしていただいた方にノベルティとしてお渡ししました。 然し乍ら結構な早さで無くなっちゃってお渡し出来なかったお客様もちらほら。 そんな訳で少しだけ追加で作ってもらいました。 単品ではこのお値段、本日以降のオンライン分は¥20.000-以上のご注文をいただいたお客様にノベルティとしてお付けいたします。 ご希望の方はご注文の際、その旨お申し付けください。
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c80's FRENCH VTG Black Soft Leather Active Coat
¥45,000
迫力のあるボディバランスに凛とした立ち襟。 如何にもデザイナーズ然とした佇まい。 推測ですが黄金期のMontanaを擁したIDEAL CUIR社に関係するプロダクトなんじゃないかな。 レーベルタグは付いていないものの、品質タグは全く同じモノが使われています。 Montana追われてる方やETRAK古参の方は御見覚えがありましょう。 それを証明するように、先ずは革が良い。 毛穴の目立つ艶やかなレザー。 このビジュアルは如何にもピッグレザーの趣がありますけれど、触ってみれば一転。 滅茶苦茶に柔らかい。 【フレンチヴィンテージ】って括ると、プレタ隆盛以前の硬いワークウェアのイメージも付いてくるんですが、そことは全くの別軸。 ラグジュアリーの文脈でソフトレザーを使うようになってからのプロダクト。 ピックレザーを下に位置付ける意図はありませんけれど、豚のそれとは全然違う、ラムに近しいテクスチャ。 不安にならない程度の厚みはあって、でもその全てが柔らかくって気持ち良い。 タグを頑張って解読してみれば、他個体のタグでレザーの種類について言及されている欄にLAMBとありますね。 誤読無ければラムレザーです。 シープかと思いましたが、ここまで毛穴を目立たせたラムもあるのですね。 さてそんな素晴らしいレザーで仕立てられた真っ黒なボディには、エゴ強めのディテールデザインが乱立。 だだっ広い身頃に配置された4つのポケット。 両胸には八の字でジップポケット。 両腰にはマチ&スナップボタンで改造された大振りな立体ポケット。 腰の裾ベルトは不必要なまでの太巾。 モンタナみたい。 どこにもテーパーの材料は無いのでブラウジングを目的とはしていないのでしょうけれど、主張の強いディテールです。 背中には形骸化したアクションプリーツ。 引っ張っても拡張する訳ではない。 形骸化とは言いましたけれど、立ち居振る舞いに関わらず恒久的に縦方向へのラインを強調してくれるという点では、これも明確なビジュアルデザインの一要素。 以上の条件群から、80年代のメインストリームであったボクシーなワイドシルエットとは少し方向性を変えた、縦へのラインにも重きを置いたディレクションを感じます。 ブルゾンってよりもハーフコートに近いようなニュアンス。 そしてそれが明確に分かっていると、スタイリングを組む時に楽です。 中に色々重ねるのはまあ自由にしたら良いですが、パンツを選ぶ時のガイドラインになりますね。 同じく縦へのラインを強調したデザインと相性が良い。 シャツ&タイなんかもそう。 時代の気分としては ルーズゞも少し飽きたけれど、かと言ってじゃあ細身のスキニースタイルをやりたい訳でも無い、って所でしょう。 でも中にゆるいセーターは挟みたい。とか。 こうしたムードにピッタリ合致してくれます。 Made in FRANCE サイズ表記36 肩幅:55 身幅:57 着丈:70.5 袖丈:54 裄丈:83 クオリティは最高なのですが、襟部分のジッパーが固くて開かないので少しプライスに反映させています。 外から触った感じ、中にフードとかは入っていなそう。
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